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高校生・大学生

<by学生スタッフ> 「投稿1日で消える」いいね! インスタ機能「ストーリー」

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 大学生に人気の写真共有アプリ「インスタグラム(インスタ)」。その中に写真や短い動画を投稿できる「ストーリー」という機能があり、女子学生を中心にブームになっている。最大の特徴は、投稿が二十四時間で自動的に消えること。人気の理由や最近の会員制交流サイト(SNS)事情を学生スタッフが探った。

 友達と盛り上がる飲み会の動画、インスタのメークばっちりの写真とは対照的なパック顔。ストーリーには何げない日常を写した写真や十五秒ほどの短い動画があふれる。友人のストーリーにメッセージを送ることができ、フェイスブック(FB)とも連動している。

◆いいね表示なし

 「他のSNSは投稿が残ってしまうけれど、ストーリーは二十四時間で消えるから安心。友達の今を知れるのでこまめにチェックする」と一年女子。「インスタではおしゃれな写真でリア充(=実生活の充実)をアピール。でもストーリーは自炊のおかずとか日に五回ほど素の自分を投稿。完全に自己満足」と話す二年女子や「みんなに見てほしいけど、残したくないものを載せる」という三年男子も。

 ITジャーナリストの高橋暁子さんによると、ストーリーがはやりだしてから一年半ほどになる。「一日で消えるので炎上も気にせずコミュニケーションしやすい。『いいね』の表示もなく、他人からの評価が気になる“SNS疲れ”も少ない」と語る。中高生時代から無料通信アプリ「LINE(ライン)」などを使う“SNSネーティブ”の大学生らは「独り言に近い感じで、会話のきっかけになればと思っているよう」と分析した。

 SNSは、多様に変遷してきた。「ネット上のメールなど長文のやりとりから始まり、次に百四十字以内で投稿するツイッターが好まれ、最近は写真や動画が重視され、より視覚的、直感的なインスタやストーリーがはやる」と高橋さん。

大学2年女子のストーリー投稿

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 学生スタッフ(三十四人)に聞くと、日常、重宝しているのはライン。友達や家族とおしゃべり感覚で使うが「既読したかが相手に伝わるのが疲れる」という女子学生も。電子メールは、大学やバイト先などとの「業務連絡で使う」という声がほとんどだ。

 世界の二十億人が使うというFBは「社会人や海外の人とつながる時に便利」な一方で、個人情報の流出が怖くて使わないスタッフも多い。ツイッターは、多くが「垢(あか)」と略されるアカウントを複数保持。友達とつながる表のアカウントのほか「オタクな志向は友人に知られたくない」と、趣味やアイドルの情報を見る「趣味垢」を使う。

◆危険性も知って

ITジャーナリストの高橋さん(右から3人目)に話を聞く学生スタッフの(右から)奥村さん、松村さん、今津さん=東京都武蔵野市で

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 ただ、SNSには危険性もある。自宅の窓から撮った雪の写真を載せて知らない人に場所を特定された事例や、学校名や制服姿が写った投稿を機にしたストーカー被害、旅行中にストーリーを更新して空き巣に狙われた人もいるという。

 高橋さんは「人は自分を知ってもらい、人とつながりたいという欲求が強い。SNSは怖いからと使わないのはもったいない。無料のサービスを使う代わりに個人情報を提供していることを忘れず、危険性も理解した上で自分に合うSNSを楽しんで」と語ってくれた。

 (慶応大三年・今津優香、国際基督教大二年・松村瑞希、東洋大一年・奥村奈央)

◆対面の会話も大事に 慶応大3年・今津優香

 今はやりのストーリー。気合を入れてインスタ映えする写真を撮る必要もなく、一日で消えるから気軽なのだろう。今回の取材で、SNSが予想以上に日常生活になじんでいることに驚いた。私はインスタで料理研究家の料理画像を見るくらい。ネットでのコミュニケーションは便利だが、対面での会話も大事にしてほしい。人と直接話す方が自分は向いていると思った。

 

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