トップ > 特集・連載 > 高校生・大学生 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

高校生・大学生

<Hello!キャンパス> 愛知教育大・下村美刈教授

下村美刈教授

写真

◆臨床心理学 心や行動の背景に迫る

 いじめなどで「学校に行きたくない」と悩んでいる人がいるかもしれません。そんなときに相談に乗るのがスクールカウンセラー。多くは、臨床心理士の資格を持つ心の専門家です。資格を得るのに必要な学問の一つが臨床心理学です。

 人間の心とは何か、行動の背景にどんな科学的な理由があるのか。苦しみを抱えた人の状態をカウンセリングや心理検査などから把握し、対処法を考えます。

 他者の心に寄り添うために大切なのが、自らの体験や感情を振り返り、自分の心の動きを知ることです。自分と真摯(しんし)に向き合えなければ、人の心を冷静に理解できません。相手の感情に巻き込まれ、必要な支援を見失ってしまいます。

 不登校の背景に貧困や虐待も含まれるなど、子どもを取り巻く環境は複雑化しています。もはや教員だけでは対応できません。

 国は今、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーら専門家を学校に配置し、学校全体で教育を支える「チーム学校」を進めています。愛知教育大は本年度、こうした専門職の養成課程をスタート。子どもの心に寄り添う力を身につけようと、第一期生が学んでいます。

 <しもむら・みかり> 臨床心理士。医師を目指していた高3のときに網膜剥離で失明の危機にひんし、理系に近い心理学の道へ。

 

この記事を印刷する

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索