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高校生・大学生

<Hello!キャンパス> 名古屋大・堀勝教授

堀勝教授

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◆プラズマ科学 世界の産業支える

 物質は温度を上げると、固体から液体に、そして気体に変わります。さらに熱を加えると、第四の状態になる。イオンと電子が離れた「プラズマ」状態です。

 宇宙のほとんどはプラズマでできています。北極や南極で見られるオーロラは太陽のプラズマです。名古屋大は半世紀以上にわたり、世界で最先端の研究をしてきました。私たちは今、このプラズマを人工的に作り、世界の産業を支えるための研究に取り組んでいます。

 例えば、携帯電話などに使う半導体などを加工するとても細かく、特殊な技術の開発を進めています。医療分野にも応用し、止血やがん細胞だけを安全に死滅させる方法も見つけました。将来の感染症や食料難を防ぐため、殺菌の効果や、イネや魚を早く育てる農業の実験もしています。

 理工学だけでなく、医学、農業、水産、語学などの幅広い知識は欠かせません。学校の先生の話は、後の人生に必ず生きてきます。「受験には関係ない」と言わずに、どんな授業も一生懸命聞きましょう。

 中学三年の時の文集に書いた夢が「プラズマ研究者」でした。皆さんも夢をかなえるなら、早いうちに宣言をしてみませんか。

 <ほり・まさる> 産・官・学の連携研究拠点「未来社会創造機構」の教授。太陽の核融合でできるプラズマの本を読み、この道へ。岐阜市出身。59歳。

 

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