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高校生・大学生

<Hello!キャンパス> 名古屋市立大・湯川泰教授

湯川泰教授

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◆植物分子生物学 生命の原理探究して

 植物には私たちとは異なる特徴があります。それは「動かない」こと。でもデメリットではありません。環境に応答する装置が体に備わっているため、あえて動かない道を選択しているともいえるのです。

 例えば、光合成をする装置のブレーキを、光の刺激に応じて緩めたり解いたりして、植物は自ら食料である糖を作ります。これらの装置は遺伝子(DNA)の情報を基に作られますが、遺伝情報がどのように使われているのか具体的なメカニズムは、まだほとんど分かっていません。

 遺伝子が使われるには、植物の体で必要なDNAの情報をコピーしてリボ核酸(RNA)を作る「転写」という過程を経ます。私たちは、この仕組みに着目し、植物では活用が難しいとされていた遺伝子の解析法を用い研究を進めています。

 名市大では理学の基礎を学ぶ総合生命理学部(仮称)が二〇一八年春に新設予定です。基礎研究を役立てるには時間がかかりますが、まずは目の前の「なぜ?」を大切に生命の原理を探究してほしいと思います。

 <ゆかわ・やすし> 大学院システム自然科学研究科教授。高校の理科教諭の影響で生物学に興味を抱いた。北海道出身、51歳。

      ◇

 大学の学びや生活ってどんなもの? 先生たちに紹介してもらいます。

 

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