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高校生・大学生

ポケGO、18歳選挙、広島… スマホ写真で振り返る2016年

写真

 スマートフォンやデジタルカメラの普及で、何げない風景にもカメラを向けることが多くなった。“スマホ世代”の高校生たちは今年、社会のどんな場面を写真に残してきたのか。高校生スタッフに2016年を象徴する1枚を送ってもらった。

 八月初旬、水野巴結(はゆ)さん(三年)がスマホのレンズを向けたのは、ゲームアプリ「ポケモンGO」の「聖地」と呼ばれた名古屋市の鶴舞公園だった。近くの大学で模試を受けた帰り道。「スマホ片手にポケモンを探す大人が多くて驚いた」

 安田悠里子(ゆりこ)さん(二年)は旅先の大阪・道頓堀で、グリコの看板を撮影した。「日の丸を背負ってるっぽい」と想像したのはリオデジャネイロ五輪。レスリングの吉田沙保里選手が決勝で敗れたシーンは「何度見てももらい泣きしそう」。

 プロ野球の中日ドラゴンズファンという新海亮太さん(三年)の一枚はブルーに染まったナゴヤドーム。今季は“神ってる”広島カープに話題をさらわれたが「来年こそはナゴヤ旋風を!!」とエールを送った。

 坪井佑介さん(二年)は近所のコンビニを撮った。登下校時などに利用していたサークルKが、経営統合でファミリーマートに衣替え。「慣れ親しんだ赤い看板がなくなり、時代の流れを感じた」としみじみ。

 七月には十八歳選挙になって初の参院選で、同じ高校生が政治デビュー。高橋克典さん(二年)は「選挙権年齢の引き下げが、若者の政治への関心を高めた一年だった」とスマホの写真の中から国会議事堂をチョイス。来年はいよいよ有権者になる。「感情的に判断しないよう、憲法や法律を学んで考えを深めていきたい」と気を引き締めた。

 政治への関心は、オープンキャンパスで訪れた東京の街角にも。加藤かれんさん(三年)は、都知事選の選挙ポスターをデジカメで撮影。築地市場の移転問題など「一番活躍した人物は、女性で初の都知事になった小池百合子さん」と今年の一枚に選んだ。

 修学旅行先では、オバマ米大統領が広島を訪れた際に贈った自作の折り鶴を多くの高校生がスマホに収めた。曽屋裕介さん(二年)は長崎市の原爆資料館で撮った。「トランプ次期大統領にも被爆地に来てほしい」と要望した。

 「少しずつ復興しているのかな…」。中村美月さん(一年)は、仙台市内に開館した「仙台うみの杜水族館」を八月に訪れ、三陸の海を表現した水槽前でパチリ。東日本大震災から五年。被災した祖母の教えで、常に自宅の風呂には水をため、避難経路を確認するようにしているという。

 幼いころから愛知県犬山市の伝統行事「犬山祭」に携わる今枝耕平さん(二年)は、「多くの人々に魅力を伝えたい」と祭りの様子をツイッターに投稿してきた。十一月にユネスコ無形文化遺産に登録が決まると、うれしさと同時に責任感が湧いた。「もっと地域に貢献したい」。そんな決意を込めた一枚を選んだ。

 (川合道子)

 

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