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ほっトライン(教育相談)

発達障害の息子、勉強後回し 近藤日出夫さんが答えます

 【Q】中学生の時に発達障害と診断された息子は、四月から高校の普通科に通っています。興味のないことはやろうとせず、家では全然勉強をしません。スマートフォンのゲームや好きなテレビ番組にのめり込み、すべてを後回しにする姿勢にイライラしてしまいます。高校は理解があり、障害のことを親身に考えてくれます。発達障害の高校生に親はどこまで踏み込むべきでしょうか? (女性、40代)

 【A】息子さんは運動部に入部され一生懸命に参加されているようですね。大変素晴らしいと思います。できていることに目を向けてあげることが、障害のあるお子さんにはとても大切なポイントです。それでも、家庭で学習や課題を全くしないことはとても心配ですね。部活もできて勉強もできればと願うことは、どこの親御さんも同じでありよく分かります。しかし、病気の性格上、二つのことを同時にできない子どもさんがいることも事実です。

 親は先々を心配して注意をします。しかし、子は、やらなければいけないと思ってもできない自分と向き合うことが、つらいのです。かんしゃくを起こし、苦しむ子との関わりは簡単にはいきません。その都度感情的にならずに、どんな応援があれば、できそうな気になるのかを押さえておく必要があります。

 障害にかかわらず、目先のゲームを優先することは大人でも結構あると思います。興味のないことには目が向きづらい息子さんの病気には顕著に表れるようです。

 幸い、高校は教員に病気のことを周知し、協力していただいているようですから、同時進行が難しい場合は、学習や課題のことは学校の先生とよく相談されるといいと思います。その上で前向きに部活を評価してあげてください。仲間と協調してスポーツをすることは、今の息子さんにはとても大切だと思います。

 親子でできないことも、周りの協力(現在は学校の先生)を得て少しずつ解決していけたら、高校生活に希望をつないでいけるような気がします。

           ◇

 教育評論家尾木直樹さん、養護教諭すぎむらなおみさん、享栄高校野球部顧問・日本高野連評議員大藤敏行さん、フォトジャーナリスト安田菜津紀さん、桜花学園大非常勤講師近藤日出夫さんが教育の相談に答えます。

 勉強や学校生活、友人関係などに関する子どもや保護者の相談・疑問、先生の悩みなどを、連絡先とともに郵便(〒460 8511 中日新聞教育報道部 ほっトライン宛て)か、ファクス、メールで送ってください。中日新聞のホームページでも「投稿・ご意見」の「教育相談」から投稿できます。

 

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