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ほっトライン(教育相談)

炎天下の運動やめさせたい 大藤敏行さんが答えます

 【Q】小学六年の息子がスポーツ少年団で軟式野球をやっていますが、気温が三五度を超えても練習や試合が中止になりません。小学校の部活は休みです。休みにした方がいいと思いますが、私も高校時代に野球部のマネジャーをやっていたので選手たちの気持ちもわかります。良い方法はないのでしょうか? (女性、30代)

 【A】最近の気候は、野球に限らず運動を屋外で行う状況ではないですね。しかし大会を目指して練習を積んできた選手、指導者の努力を考えると、いかに熱中症を防ぐか。対応を三つに分けて考えます。

 【大会運営】究極は大会を中止する事です。実際中日少年野球の名古屋市大会は中止になりました。しかし関係者の心境を考えた場合、次善の策として少しでも涼しい時間帯に試合を行うしかありません。高校野球愛知大会は準々決勝以降の開始時間を午前中にし、さらにベンチ内への扇風機の持ち込みや、イニングごとの水分補給を促すなどの対策をとっています。また、試合間の休養日をとって、体力の回復に努めています。

 【チーム】酷暑の中での練習は二、三時間が限界ではないでしょうか。特に小学生はその半分程度。それも朝夕の涼しい時間帯に行うべきです。また、技術の習得に大切なことは集中力。短時間で効率の良い練習方法を大人が考えましょう。私が監督をしていた時は、朝三時間練習、昼食後二時間ほど昼寝、午後三時間練習、ということもありました。一時間に一度を目安に休憩を入れ、水分はコップ一杯程度を十五分おきに補給。糖分、塩分も一緒に補います。指導者は開始時に必ず体調を確認して決して無理をさせないこと。練習中も常に選手の動きに注目しておかしな選手は中止させること。終了時にも体調確認が必要です。

 【個人】保護者は体調管理、十分な睡眠、栄養のある食事などに配慮しなければいけません。数日ごとに休養日を設け、家を出る前に子どもの体調を確認して、少しでも普段と違う様子があれば休ませるべきです。記録的な酷暑の中、ほんの少しの無理が命に関わることを大人が強く認識しましょう。

       ◇

 教育評論家尾木直樹さん、養護教諭すぎむらなおみさん、享栄高校野球部顧問・日本高野連評議員大藤敏行さん、フォトジャーナリスト安田菜津紀さん、桜花学園大非常勤講師近藤日出夫さんが教育の相談に答えます。

 勉強や学校生活、友人関係などに関する子どもや保護者の相談・疑問、先生の悩みなどを、連絡先とともに郵便(〒460 8511 中日新聞教育報道部 ほっトライン宛て)か、ファクス、メールで送ってください。中日新聞のホームページでも「投稿・ご意見」の「教育相談」から投稿できます。

 

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