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ほっトライン(教育相談)

厳しい部活、転部もあり? 大藤敏行さんが答えます

 【Q】高校一年の息子が中学時代と同じくバレー部に入部しました。強豪校で練習が厳しく、入部後すぐにレベル別に分けられ今後試合に出る見込みは低いようです。週一日の休みも自主練を強要され、疲れ切って帰ってきて、勉強する気力もありません。本人は「○○部にすれば良かったー」と言います。ただ、先生も熱心で先輩も良い人、同級生の友達もできたようです。転部を勧めるべきでしょうか?(女性、40代)

 【A】中学から続けてバレー部に入部したものの、強豪校の技術的、体力的な壁に悩んでいるようですね。どんな種目でも一番差が出るのが中学から高校にかけての時期です。成長期にもあたり、一年生と三年生ではまるで大人と子どもです。私も高校入学後、三年生の先輩がオッサンに見えました。

 果たしてついていけるかどうか−。私も野球部で悩んだ記憶があります。中学まで投手だった私は、高校に入って身長が低いという理由でやったことのないショートに回されました。新入部員は約百七十人もいて、最初にノックを受けた時がショートの十三番目。しかもグラブをかぶせる捕り方をして、一球でノックから外されました。それでも入部から半年後の新チームでは、私はレギュラーとして試合に出ていました。ですから、入部直後のレベル分けにはそれほどの意味はありません。バレーが好きでやり切るという強い意志があれば、体力も技術も必ず後からついてきます。

 また学業との両立ですが、本人にやる気があれば、体力が付くにつれて解決される問題です。お母さんの心配はもっともですが、しばらく見守ってみては? どんな事でも苦しい時期を乗り越えてこそ、成長があります。今がそのチャンス。ただし、元気がなくなったり、食欲が落ちたりするなどの変化には十分配慮をしてあげてください。なにより、熱心な先生、良い先輩、同級生の友人と、素晴らしい環境に恵まれているのではないでしょうか。切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長していく土台は整っていますよ!!

     ◇

 教育評論家尾木直樹さん、養護教諭すぎむらなおみさん、享栄高校野球部顧問・日本高野連評議員大藤敏行さん、フォトジャーナリスト安田菜津紀さん、桜花学園大非常勤講師近藤日出夫さんが教育の相談に答えます。

 勉強や学校生活、友人関係などに関する子どもや保護者の相談・疑問、先生の悩みなどを、連絡先とともに郵便(〒460 8511 中日新聞教育報道部 ほっトライン宛て)か、ファクス、メールで送ってください。中日新聞のホームページでも「投稿・ご意見」の「教育相談」から投稿できます。

 

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