トップ > 特集・連載 > ほっトライン(教育相談) > 記事一覧 > 記事

ここから本文

ほっトライン(教育相談)

保護者向け案内を渡さない 近藤日出夫さんが答えます

 【Q】中二の息子が最近、学校で配られた保護者向けのプリントを渡さなくなりました。「どこに入れたか分からず、なくした」と答えることも。小学生のころに比べて、机の上も汚く、物の管理が雑になっている気がします。夫は「このままだと取り返しのつかないことになる」と心配しています。夫ほどではありませんが私も息子の将来が心配です。 (女性、36歳)

 【A】一般的に、小学生の頃は親の目の届く範囲に行動が絞られていますが、中学生になるとその交流の幅も広がっていきます。併せて親の言うことに反発する気持ちも芽生えてくる、一番難しい年齢と学年に入り、その変化の大きさに戸惑っていらっしゃるのではないでしょうか。

 以前ならもっと素直に受け答えもされていたから把握もしやすかったと思いますが、思春期特有の不安定要素と相まって、男の子は必要最小限の会話しかしなくなることも決して少なくありません。つまり親からすると、何を考えているのかわからないという不安に襲われることもしばしばです。

 性格的には周りの子どもよりしっかりしていて、宿題をきちんと出されており、成績も周囲に負けていないようですから、そこは大いに評価し褒めてあげることが大切ですね。そのうえで保護者向けのプリントを渡さない行為についての解釈として、親から距離をとりたい一面、今の自分を評価してほしいという矛盾した心理状況を理解してあげる必要があります。机の上をきれいにするとか、プリントを保護者に渡す行為は、大きな問題とは捉えていないと思われます。

 ひょっとすると友達の中にプリントは、親には渡さないと言っているお子さんがいるかもしれません。中学時代は周囲とのつながりを優先し気疲れすることも増えてきます。私の息子も一人なのでご両親の心配されている気持ちはよくわかりますが、学校で問題を起こしていなければ、しばらくは静かに見守る勇気も必要だと思います。

              ◇

 教育評論家尾木直樹さん、養護教諭すぎむらなおみさん、高校教諭・野球日本U−18ヘッドコーチ大藤敏行さん、タレント春香クリスティーンさん、桜花学園大非常勤講師近藤日出夫さんが教育の相談に答えます。

 勉強や学校生活、友人関係などに関する子どもや保護者の相談・疑問、先生の悩みなどを、連絡先とともに郵便(〒460 8511 中日新聞教育報道部 ほっトライン宛て)か、ファクス、メールで送ってください。中日新聞のホームページでも「投稿・ご意見」の「教育相談」から投稿できます。

 

この記事を印刷する

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索