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ほっトライン(教育相談)

中3の娘の進路が心配 春香クリスティーンさんが答えます

 【Q】中三の娘を持つ母親です。娘が県外にある声優の勉強もできる高校に行きたいと言っています。高い学費を払ったのに卒業してフリーターになる将来…。親としては心配です。かといって無理やり止めて近くの高校に行かせるのも良くないと思ってはいます。子どもの好きにさせるか止めるべきか、悩みます。 (女性、30代)

 【A】夢を追い掛ける娘さんの気持ちは応援したいけれど、なるべく安心できる道を歩んでほしいと思う親の気持ち。葛藤しますよね。

 私は十六歳のときに一人でスイスから日本に来たのですが、両親に反対されました。日本のテレビ番組が大好きで、小学校高学年から「日本に行きたい」と言い続けていました。当時の私はスイスの学校生活がうまくいかず、離れたいという思いもありました。

 中学生になっても気持ちは変わらず、日本になぜ行きたいのか、父と議論する日々。そうしているうちに娘の思いを感じてくれたのか、高校生になったある日、父が日本に行くための条件をいくつか出してくれました。それは学校の成績を保ちつつ、英語のTOEFLやTOEIC、ドイツ語の試験で一定の点数を取ること、そして漢字検定三級に合格すること。当時の私には少し高い目標でしたが「それをクリアできれば好きにしなさい」ということでした。

 父は私の日本に行きたい気持ちが本当かどうか試していたのだと思いますし、それくらいの学力を身につけておけば大学の入学試験のときも困らないだろうという親心だったのかもしれません。私はとにかく、がむしゃらに勉強して条件をクリア。日本の高校に編入しました。

 最初の一年は友達もいなくて「来た意味があるのかな」と不安になったこともあります。でも父と真剣に話し合ったことや、与えてくれた課題を乗り越えられたことが、心のどこかで自信になっていたことは確か。昔は親の言うことは「うるさいなあ」と思うだけでしたが、今では感謝しています。

      ◇

 教育評論家尾木直樹さん、養護教諭すぎむらなおみさん、高校教諭・野球日本U−18ヘッドコーチ大藤敏行さん、タレント春香クリスティーンさん、桜花学園大非常勤講師近藤日出夫さんが教育の相談に答えます。

 勉強や学校生活、友人関係などに関する子どもや保護者の相談・疑問、先生の悩みなどを、連絡先とともに郵便(〒460 8511 中日新聞教育報道部 ほっトライン宛て)か、ファクス、メールで送ってください。中日新聞のホームページでも「投稿・ご意見」の「教育相談」から投稿できます。

 

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