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ほっトライン(教育相談)

中学で硬式野球クラブ検討 大藤敏行さんが答えます

 【Q】軟式野球をする小学五年の男児の父です。甲子園に出る選手は小中学校時代から硬式野球を経験すると聞き、息子も中学から硬式クラブに入ることを検討中です。その場合、登録規則のために中学の軟式野球部では活動できません。善しあしの単純比較はできませんが、両者の特徴や留意点があれば教えてください。(男性、50代)

 【A】甲子園に出る選手を見ると、都市部ほど中学硬式野球の経験者が多いのが実情です。中京大中京高(愛知)の監督を務めて優勝した二〇〇九年の夏の甲子園では、登録選手十八人のうち十六人が硬式出身でした。

 中学生の硬式クラブは休日に終日活動する場合が多く、平日は夜練習することもありますが、自主練習が中心です。能力や意欲の高い選手が集まる一方、個人差はありますが、勉強時間が取れずに学業で苦労する人もいます。保護者の負担も、会費以外に練習や試合の送迎(県外の場合も)、お茶当番などがあります。

 指導方針は、(1)試合に勝つことが第一(2)高校野球での活躍を見据えて勉強や日常生活にも重きを置く、などさまざま。複数のチームを見てほしいです。軟式クラブという選択肢もあり、そこから甲子園球児になった選手も少なくありません。

 他方、中学校の軟式野球部はほぼ毎日練習できますが、グラウンドが狭い(ない)、部員が少ないこともあり得ます。選手や指導者の熱意もまちまちで、熱心な先生がいても異動してしまうことも。環境を選べない面があるのも事実です。

 もちろん、中学野球部で力を付けた選手もいます。U−18日本代表の中京大中京高の磯村峻平投手や、過去に指導した楽天の嶋基宏捕手もその一人です。

 いずれにしても、体験入部を利用しながらチームカラーをつかみ、息子さんの性格や目標設定、チームの指導方針も考慮して判断してほしいです。プレーするのは本人ですが、親の目で判断するのも大切ですよ。

    ◇

 教育評論家尾木直樹さん、養護教諭すぎむらなおみさん、高校教諭・野球日本U−18ヘッドコーチ大藤敏行さん、タレント春香クリスティーンさん、桜花学園大非常勤講師近藤日出夫さんが教育の相談に答えます。

 勉強や学校生活、友人関係などに関する子どもや保護者の相談・疑問、先生の悩みなどを、連絡先とともに郵便(〒460 8511 中日新聞教育報道部 ほっトライン宛て)か、ファクス、メールで送ってください。中日新聞のホームページでも「投稿・ご意見」の「教育相談」から投稿できます。

 

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