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ほっトライン(教育相談)

息子の二次性徴が遅い すぎむらなおみさんが答えます

 【Q】中学三年生の次男の第二次性徴期の始まりが遅く、悩んでいます。身長はまだ一五〇センチ台で、長男と比べても二年ほど遅れています。ひげが濃くなったり、声変わりしたりする年頃ですが、長男ほど変化がありません。心配になって病院に連れて行くべきか悩みましたが、本人は行きたがりませんでした。次男のストレスを増やさないよう、黙って成長を見守る方が良いでしょうか。(女性、47歳)

 【A】情報量が少なく、どうお答えすべきか悩みます。

 次男さんの身長が現在一五〇センチ台後半で陰毛(下の毛)は生えてきており、お父さんも遅かったという場合は大丈夫かもしれません。声変わりし始めるころに身長はぐっと伸びます。お母さんがおっしゃるよう「黙って成長を見守」っていきましょう。

 しかし、二次性徴がまったくみられないとなると気になります。目安は精巣の大きさ。彼に親指と人さし指で輪をつくってもらい、そこを陰のう(袋)ごと精巣(たま)が通るか試してもらってください。中三でするっと通ってしまうようでしたら、精巣の成長が遅れている可能性が高いです。このまま放置すると不妊につながりかねません。

 身長が伸びない原因は、甲状腺、性腺、思春期遅発など、さまざま考えられます。彼に「今後のためにも一度受診を」と理由を説明し、「低身長外来」を受診されてはいかがでしょうか。そのとき、母子手帳と幼少期からこれまでの身長と体重の推移がわかるグラフ(小一から中三までの通知表に記されている身長と体重をメモしておかれるだけでも大丈夫です)、ご両親の現在の身長と、お二人の二次性徴が始まった時期などのメモをご用意ください。

 診察の結果、「二次性徴が遅いだけ」と言われれば安心できます。手のエックス線から骨端線をみて、今後の「伸びしろ」も教えてもらえます。異常があれば、それぞれの治療方法や予後について詳しく説明してもらえます。

 むろん、背が低いことや男性的な特徴がうすい男性であることに、問題はありません。ただ、本人がコンプレックスにさいなまれるのは困ります。「自分の心身の状態を客観的に把握していること」「自分の状態を受け入れること」は、誰にとっても大切な事柄です。母・息子間では話題にしにくい内容でしょうが、ここは一つ、頑張ってください。

     ◇

 教育評論家尾木直樹さん、養護教諭すぎむらなおみさん、高校教諭・野球日本U−18ヘッドコーチ大藤敏行さん、タレント春香クリスティーンさん、桜花学園大非常勤講師近藤日出夫さんが教育の相談に答えます。

 勉強や学校生活、友人関係などに関する子どもや保護者の相談・疑問、先生の悩みなどを、連絡先とともに郵便(〒460 8511 中日新聞教育報道部 ほっトライン宛て)か、ファクス、メールで送ってください。中日新聞のホームページでも「投稿・ご意見」の「教育相談」から投稿できます。

 

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