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ヒデキ!カンレキ!! 西城秀樹 感謝の歴史

(23)ペンライト 始まりは74年の懐中電灯

イラスト・赤塚千賀子

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 今年も、秋に僕の単独コンサートを大阪と東京、横浜の三カ所で開催する計画を進めています。芸能生活四十五周年の節目でもあり、「THE45」と銘打った記念コンサートにしたいと考えています。

 初めて僕のコンサートに来たという人は、周囲のファンが振るペンライトに目を回すかもしれませんね。実はペンライトは僕のコンサートが発祥なんです。

 忘れもしない一九七四年夏の大阪球場。夜の公演だったので、前日のラジオで「客席のみんなが見えるように、懐中電灯を持ってきて」と呼び掛けたところ、大勢のファンが持ち込んでくれました。初めて見る客席の光はとても幻想的だったのを覚えています。

 翌年の大阪球場では、会場の周辺にライトを売る露店がずらりと並びました。豆電球に赤や青のセロハンを巻いて色を付けだしたのは三年目ぐらいだったでしょうか。八〇年代に入ると、化学反応で発光するケミカルライトが登場し、「公式」のペンライトになりました。

 以前、初めて足を運んだとみられるご年配の夫婦がステージから見えたことがあります。最初は戸惑った様子でしたが、休憩の後にはペンライトを握りしめて、一生懸命に応援してくれました。ワンテンポずれてはいましたが、うれしかったですね。

 もちろん、僕の舞台の照明は観客席のペンライトとマッチするように考えられています。最近はどんどんエスカレートして、ギラギラと強力に光るペンライトを使う人がいて、ステージ上でもまぶしすぎて目が痛くなります。僕のコンサートにはぜひ、伝統の優しく光るライトを使ってください。 (歌手)

 

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