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岐阜市長選特集

若さ力に県都の顔 岐阜市長に柴橋さん

当選確実となり、市政について話す柴橋正直さん=岐阜市神田町で

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 岐阜を動かす−。過去最多の七人が名乗りを上げた岐阜市長選。初当選した元民主党衆院議員の柴橋正直さん(38)は、本紙のインタビューに市政運営への抱負を語った。出口調査では、幅広い層の支持を柴橋さんが一手に受けた構図が浮き彫りに。涙をのんだ陣営は口々に敗戦の弁を述べ、有権者は未来への希望を語った。

◆本紙単独インタビュー 

 岐阜市の新市長に決まった柴橋正直さんは本紙の単独インタビューで「県と連携する協議の場を設けたい」との考えを示した。

 −当選の感想と勝因は。

 草の根で支えてくれた皆さんへの感謝でいっぱい。この四年間、地道にこつこつ活動を重ねてきたことを多くの人が見てくれ、信頼を頂けた。

 −有権者に届いたと手応えのあった政策は。

 どの演説会場でも岐阜駅前にある廃業ホテルの再開発の話をしたが、実感を持ってもらえた。現状維持では不安、満足できないという思いを感じた。再開発の許可については詳しい資料を確認した上で進めたい。

 −就任後、真っ先に取り組む政策は。

 古田肇知事と会い、市と県の連携を確認するところから始めたい。現場レベルでの齟齬(そご)やコミュニケーション不足がある。地域課題を擦り合わせ、同じテーブルで協議する場を知事にお願いしたい。衆院議員時代からの関係があり、スムーズにできると思う。

 −自民が多数を占める議会対策は。

 今回の選挙はウイングを広くし、市民党として戦った。政党と対峙(たいじ)したつもりはない。オール岐阜で一緒に汗をかき、力を貸してほしい。まずはお目にかかって話し合いたい。

 −新市庁舎建設計画への対応は。

 現市長の任期中に再入札があり、その結果を見て現実的な判断をする。落札されたら現実的な範囲で運用を見直し、入札不調ならこれ以上の予算増額は難しいので、大幅な見直しをせざるを得ない。

 −若きリーダーとして市民にメッセージを。

 今回の政策も市民とのキャッチボールの中で作り上げた。このスタンスを大切にしたい。市役所は市民のための場所。市長室で市民の話を聞いたり、私の考えを伝えたり、若い市長ならではの発想でオープンな市政にしていきたい。

 (聞き手・柏田健次郎岐阜支社報道部長)

◆次期市長 どんな人? 

 新しい岐阜市長になる柴橋正直さん。「無私の志」を座右の銘とし「東京駅で撃たれた浜口雄幸首相のような無私の生きざまを尊敬している」という。

 京都市に生まれ、糸貫町(現・本巣市)の小中学校から岐阜高校を経て大阪大を卒業。UFJ銀行(当時)に二年半勤めた後、旧民主党入りした。

 二度目の挑戦となった二〇〇九年の衆院選(岐阜1区)で、自民党の野田聖子さんを破り、小沢チルドレンの一人として初当選。東日本大震災の発生直後は党の幹事長補佐として、仮設住宅の建設に携わり「被災地の人々の苦しみを胸に刻んだ」という。

 一二年の落選後は離党し「市民に最も身近な市政から変えたい」と市長選に転じ、一四年に立ったが、惜敗した。街頭演説やミニ集会など市民と対話を毎日、続けている。

 父親がプロテスタント教会の牧師で、自身もクリスチャンの政治家でつくる「オリーブの会」を主宰する。社団法人を立ち上げ、発達障害児の学習支援に取り組んでいる。会社員の妻有美さん(36)、長男(4つ)、長女(2つ)の四人暮らし。

 

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