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岐阜市長選特集

候補者こんな人(下)

◆岐阜発信を志す起業家 棚橋保之さん(37)無新

 「岐阜を世界に誇れるまちにしたい」。海外で学び、働いてきた経験を生かし、ふるさとへの恩返しに意欲をみなぎらせる。

 小学生の時、交通事故に遭遇。以来、後遺症の耳鳴りに襲われて悩む日々も送ったが、家族や友人の支えで乗り越えた。今も症状は残るが「弱い立場の人に目を向けるようになった」と打ち明ける。

 海外出張の多かったメーカーでの勤務を経て、オランダの大学院でMBA(経営学修士)を取得し、大手コンサルティング会社に入社。地方自治体の支援に携わる中で「故郷の岐阜は素晴らしい観光資源の宝庫。いつか自分の手でまちづくりをしたい」と志した。

 帰郷して農業系のベンチャー企業を始める傍ら、政治への道を模索。昨夏、市長選に名乗りを上げた。地盤や組織のない独自の戦いを、地元の英雄・織田信長になぞらえ「桶狭間の合戦ですね」と笑顔を見せる。休日は信長の城があった金華山に登り、英気を養っている。

▽情報収集にたけ積極的 兄・棚橋誉久さん(39)

 中学生の頃から情報の収集能力にたけており、高校卒業後には海外や東京などを飛び回るなど、積極的に学んでいく姿は兄ながら尊敬しています。

 いま私が住んでいる鹿児島では、明治維新百五十周年と大河ドラマ「西郷どん」を契機に、文化遺産の県外発信に向けた士気が高まり、若い人材も活躍しています。どの自治体も課題は山積していますが、既成概念にとらわれず、岐阜市の魅力を発掘・発進していくには若い力が不可欠。広い視野を持ち、行動力も備えた弟のカリスマ性には、目を向けていただく価値があると思います。

◆尺八を奏でて鵜飼い 中根西光さん(69)無新

 手綱を付けずに鵜を尺八で操り、アユを捕る「放ち鵜飼い」を各地で実演。自らを尺八鵜匠と称している。鵜を育て、特性を知っているだけにどうすれば長良川鵜飼が盛り上がるのか一家言を持つ。「岐阜市は鵜によって救われるのに、他候補はアイデアも、力もない」と立候補した。

 岐阜大大学院を修了後、マツタケを状態良く保存する方法を知り、中国から輸入する会社を興した。同時に師範である尺八で講師を務め、手作りの尺八を売るなどして四人の子どもを育てた。

 鵜との出合いは一九九六年。付き合いのあった中国雲南省の鵜匠から川鵜を譲り受けたことがきっかけ。試行錯誤しながら自宅で繁殖を成功させ、独自に放ち鵜飼いの技術も身に付けた。

 子どもたちは独立し、今は二羽の鵜と暮らす。世話が欠かせないため「三日と家を空けられないのがつらい」と苦笑いする。

 疲れた時は「尺八を吹き、静かに読書」して息抜きしている。

▽子どもに慕われる先生 友人・松浪保夫さん(71)

 知り合ったのは二〇〇五年の愛・地球博の関連イベント。尺八で鵜を操る姿にとても驚きました。

 私が御嵩町の公民館長に就いた〇八年から、中根さんに子ども向けの尺八教室を開いてもらい、私が退任した今でも続いています。練習中に生徒がふざけても「子どもの気持ちを分かってあげなきゃ」と、決して怒らない。子ども一人、一人に合わせて尺八を作ってあげる優しい人柄で、先生、先生と慕われていましたね。

 鵜を自宅で飼うほど鵜飼い振興に力を注いでおられる。多くの人に思いが伝わるよう、頑張ってほしいです。

 

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