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岐阜市長選特集

新人7人、新庁舎が争点

 二十八日投開票の岐阜市長選は、過去最多となる新人七人が立候補した。四期十六年務めた現職細江茂光市長(69)の路線継承か、刷新か。争点の新市庁舎建設計画の是非をはじめ、現市政との距離感を巡り立ち位置が分かれている。

 新市庁舎は計画では約二百七十億円かけ、十八階建て、約四万平方メートルにする。計画を推進、容認する三人は第一声で触れなかった。

 「岐阜市の経済、暮らしを守り抜く」と訴えたのは自民党推薦の製菓会社社長の中西謙司さん(56)だ。擁立が決まったのが昨年秋で、知名度不足の克服が課題。出陣式には細江氏の妻も駆け付け、党市支部幹部が「細江市政を継承する候補」とPRした。自民王国の県都で負けられぬ戦い、と位置付ける。

 計画を尊重しつつ、市政刷新を唱えるのは、四年前の前回市長選で細江氏に惜敗した元民主党衆院議員の柴橋正直さん(38)。連合岐阜の支援を受けつつ、政党色は出さず、保守層の取り込みも狙う。「岐阜を動かすのか、現状維持か。二つに一つを選ぶ選挙」と第一声。現市政と県が連携不足だと批判する。

 組織を持たない草の根の戦いを掲げるベンチャー企業社長の棚橋保之さん(37)は「市をもっと誇れるまちに」と、魅力ある産業育成などを公約に掲げた。

 一方、計画の見直しに明確に言及したのは四人。

 うち元国会議員秘書の吉田里江さん(52)は「九階に規模を縮小し、福祉に財源を回すべきだ」と指摘。先の衆院選では民進党系無所属で出馬したが、今回は組織に頼らない戦いに挑む。

 同じく独自の戦いとなる元十六銀行員、小森忠良さん(59)は計画を巡る市の説明不足を批判し「ゼロから見直す」と強調。共産党推薦の元市議、森下満寿美さん(57)は生活困窮世帯が増えているとして「計画を見直し、費用を暮らしや教育に充てる」とした。尺八講師の中根西光さん(69)は「市庁舎は中心市街地の柳ケ瀬に移転を」と訴えた。

 七人が乱立した選挙に、アパレル業の女性(68)は「選ぶのが大変。全員の演説は聞けないので、政策をよく吟味したい」と話した。

 

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