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岐阜市長選特集

第一声、何を訴えた?

 県都・岐阜市の新しいリーダーを誰に委ねるのか−。二十一日告示の岐阜市長選には、いずれも無所属新人で、元市議の森下満寿美さん(57)=共産推薦=、製菓会社社長の中西謙司さん(56)=自民推薦、公明支持=、元国会議員秘書の吉田里江さん(52)、元民主党衆院議員の柴橋正直さん(38)、元十六銀行員の小森忠良さん(59)、ベンチャー企業社長の棚橋保之さん(37)、尺八講師の中根西光さん(69)の過去最多の七人が届け出て、一週間の論戦がスタートした。二十八日投開票される。出陣式などで街頭に立った候補者の第一声を分析した。=上から届け出順

 (岐阜市長選取材班)

◆弱者思う市政必要 森下満寿美さん

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 職を失った、食べる物がないなど市民の悲痛な声が寄せられている。こういった方に寄り添う市政が必要。学校給食費の無料化、医療費の負担軽減に取り組みたい。

 豪華な新市庁舎計画を見直し、余った予算を市民の暮らしや福祉、教育に回していく。東京五輪の影響で、人件費も資材費も高騰しているので、計画をしっかり見直す。

 生活に困った人々に心を寄せて初めて、市長の役割が果たせる。十八年間、市民に寄り添う活動をしてきた。今後も姿勢を崩さず市民の力になれる市長として頑張る。 =千手堂北町の北野公園で

 森下満寿美さん(57)無新

 建築業役員・岐阜北民主商工会常任理事(元)市議▽県岐阜商▽太郎丸北郷

 =共

◆人口の急減と戦う 中西謙司さん

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 本日私がここに立てたのも、野田聖子総務大臣をはじめとする自民党、公明党の議員の皆さん、日々の会合や仕事を手伝ってくださった支援団体、お集まりいただいたお一人お一人のおかげ。あつくお礼申し上げる。

 急速な人口減少が始まった岐阜市で、このまちの経済、皆さんの暮らしを守り抜く。そのための戦いが始まる。豊かな暮らしと、子や孫への明るい未来を勝ち取る戦い。

 私は命がけで頑張ってまいる。皆さんのお力を存分にこの私のためにお使いいただき、市の未来を一緒に切り開きましょう。 =神田町六の事務所前で

 中西謙司さん(56)無新

 菓子製造会社社長・FC岐阜個人持株会理事長(元)電通社員▽東大▽大菅北

 =自公

◆国際観光都市築く 吉田里江さん

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 岐阜で四回目の選挙。私は完全無所属。市民と一緒に政治をやりたいから決断した。

 岐阜市は借金を抱えている。高齢化が進み、子どもがいない。若い人の働く場がない。衰退を受け止め、よみがえらせなければならない。新庁舎建設を見直す。九階建てのコンパクトな庁舎で十分。税金を無駄遣いせず、子育て、介護、医療など福祉に使うべきだ。

 岐阜市は自分たちで稼がないと、生き残ることができない。立派な観光資源がある。海外に打って出る国際観光都市をつくりたい。稼いだお金で、皆さんの暮らしを守る。 =神田町二の事務所前で

 吉田里江さん(52)無新

 政治団体代表(元)民進党県副代表・国会議員秘書・NPO法人代表▽英ウェールズ大院▽上大久和町

◆街一緒に動かそう 柴橋正直さん

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 この四年間、地域を歩き、街頭に立ち、千回を超える集会でいろんな人と膝を突き合わせてきた。街は市民とともにつくるとの信念で活動してきた。

 岐阜を動かすのか、現状維持か。二つに一つを選ぶ選挙だ。組織や枠組みにとらわれず、一緒に岐阜を動かしていこう。この場に集まった皆さんは、そのチームと信じている。

 岐阜駅前の廃業したホテルがそのままになっている。街の現状が当たり前で仕方ないと諦めるのではなく、「政治を変えれば岐阜は動く」「市民の力が変えるんだ」と心から訴えていきたい。 =神田町一の事務所前で

 柴橋正直さん(38)無新

 一般社団法人代表理事・県ジョギング協会長(元)民主党県代表・衆院議員・UFJ銀行員▽阪大▽則武中

◆新庁舎計画ゼロに 小森忠良さん

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 何としても新市庁舎建設をゼロから見直す。十六銀行員として働く中で、市には借金がたくさんあると、ずっと感じてきた。市の借金は二千五百億円、一人六十万円を背負っていく。本当の希望は、厳しい現実をまず見つめ直すことからだ。

 新庁舎に約三百億円も使う余裕はないし、行政として説明責任も果たしていない。現状を伝え、住民とまちづくりをしていきたい。

 岐阜は長良川と金華山のある本当にすばらしいまち。次の世代に残すために、今の大人としてできることを。それが四年間の市長としての役割だ。 =鷺山の事務所で

 小森忠良さん(59)無新

 NPO法人理事(元)シンクタンク研究員・十六銀行員▽一橋大▽鷺山

◆特区を設け新産業 棚橋保之さん

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 ビジネスマンとして働く中、大きな金融危機を経験し、社会の仕組みを変えて地域貢献したいと強く感じた。

 これからの岐阜市には、高齢者を支える多くの若者が地元で働ける環境、魅力的な産業があって地域に誇りを持て、女性や障害者、だれもが快適に暮らせることが必要だ。

 市に特区を設け、各地域の特色を生かして収益性の高い産業をつくる。介護や保育など別々の産業をまとめ、人手不足が起きないような仕組みをつくる。農業も飛躍させたい。皆さま一人一人の思いを形にし、世界に誇れる岐阜にしたい。 =洞の事務所前で

 棚橋保之さん(37)無新

 ベンチャー企業社長(元)エナリス社員・アクセンチュア社員・ヤマザキマザック社員▽エラスムス大院▽御望

◆鵜飼い世界遺産に 中根西光さん

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 立候補の一番の理由は、低迷する長良川鵜飼観覧船の乗客数を増やしたいため。鵜飼いを朝昼晩の三回にするほか、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を成し遂げる。これが私の至上命令だ。

 岐阜城は宿泊施設にし、一夜城主になれるようにする。金華山には巨大なすべり台を造り、子どものワンダーランドにする。全国から人が来る。

 岐阜市庁舎が北に移転すれば、ますます柳ケ瀬から足が遠のく。庁舎は柳ケ瀬の一角にもってきたい。中心市街地に活力を取り戻すため総合的な復興策を進める。 =市役所前で

 中根西光さん(69)無新

 尺八講師・鵜飼い業・県青少年文化活動育成推進協議会委員▽岐阜大院▽加野

 

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