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岐阜市長選特集

野田総務相、総理へ落とせぬ戦い 多忙…地元入り“苦戦”

 任期満了による岐阜市長選が21日、告示される。いずれも無所属新人で、過去最多の7人が争う見込みだが、地元の衆院岐阜1区選出で、秋の自民党総裁選出馬を目指す野田聖子総務相にとっても重要な戦いとなる。市長選では自民党県連会長として、党推薦候補を支援する立場。大臣の仕事が忙しく、なかなか地元入りできないが、敗れれば“天下取り”に向けた勢いがそがれる。

 「大臣のお膝元の首長選。勝って初めて、国でものが言える。(首相になる)目的を達成するための第一段階だ」

 十四日、岐阜市内のホテル。野田氏の後援会が開いた新年会で、自民党市支部会長の玉田和浩県議(74)が訴えた。

 会には、市長選で自民が推薦する候補予定者で、製菓会社社長の中西謙司氏(56)も招かれた。和装でマイクを握った野田氏。地元の活動になかなか時間を割けないことに触れ、冗談めかして「野田聖子は何にもやってないと言われるんで」と語りながら、候補予定者を「しごきがいがある」と持ち上げた。

 野田氏は昨年八月に総務相に就任。昨年十月の自身の衆院選でさえ、地元入りは三日間だけだった。

 ただ、市長選を見据え、自身が出席する会合に何度か、知名度が高いとはいえない候補予定者を呼んだ。二人で並んだポスターも各地に張られている。

 陣営は、他の立候補予定者六人の中でも、連合岐阜の支援を受ける柴橋正直氏(38)を警戒する。二〇〇九年の衆院選の岐阜1区で、民主党(当時)公認で野田氏を破ったほか、前回市長選では現職に千五百七票差に迫った。この四年、地元活動に力を入れており、自民支持層にも一定程度、浸透しているとみられている。

 野田氏は最近になってインフルエンザ感染が判明し、告示日の出陣式は欠席せざるを得なくなったが、陣営は選挙期間中の地元入りを模索している。

 市長選にはこのほか、ベンチャー企業社長の棚橋保之氏(37)、元十六銀行員の小森忠良氏(59)、元国会議員秘書の吉田里江氏(52)、元市議の森下満寿美氏(57)=共産推薦=、尺八講師の中根西光氏(69)も立候補を予定している。投開票は二十八日。

 (岐阜市長選取材班)

 

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