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岐阜市長選特集

立候補予定者座談会詳報(上)

座談会で細江市政の点数を付ける(右から)中西さん、柴橋さん、吉田さん、森下さん、棚橋さん、小森さん=岐阜市柳ケ瀬通の中日新聞岐阜支社で(並びはくじ引きによる)

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 二十一日告示、二十八日投開票の岐阜市長選を控え、十日に中日新聞社が開いた座談会には、出馬を予定する中西謙司さん(56)、柴橋正直さん(38)、吉田里江さん(52)、森下満寿美さん(57)、棚橋保之さん(37)、小森忠良さん(59)の六人が参加した。最大の争点になるとみられる新市庁舎建設計画への考え方や、互いの主張、政治姿勢などをぶつけ合った。論戦の模様を三回にわたって紹介する。初回は細江市政の評価と自らの主要政策を語ってもらった。

 (進行・柏田健次郎岐阜支社報道部長)

◆細江市政は何点?

 −四期十六年を務めた細江茂光市長が退任します。細江市政を百点満点で採点し、理由を教えてください。

 <中西さん「80点」> 財政健全化や教育立市推進など、徹底した行政サービスにより市の経営は全国的に評価されている。これを継承し、中小企業経営に関わった立場から、企業の育成を軸に産業振興策に力を注ぎたい。

 <柴橋さん「60点」> 一番の欠点は、県と市の連携が不足していること。路面電車の廃止で、周辺市町から岐阜への人の流れを断ち切ってしまったのは誤りだ。広域連携でまちづくりを一緒に進める時代になっている。

 <吉田さん「70点」> 財政再建は一定の効果があり次世代の人材育成でも土台づくりをした。しかし、市民参加型の自治体経営ではなく、新庁舎建設の問題では説明責任の徹底や情報公開がなかったことが非常に残念。

 <森下さん「?」> 大型開発やイベントに明け暮れた十六年間の市政運営ではなかったか。暮らしや福祉は悪くなり、市民に優しくない市政だった。たださすがに十六年やってきたので、点数をつけるのはおこがましい。

 <棚橋さん「70点」> 財政健全化に取り組み、教育立市として日本でリードしてきた。一方、コンパクトシティーを進めすぎ、市内で格差が広がっている。市で素晴らしい教育を受けても、市外へ出てしまう現状がある。

 <小森さん「40点」> 路面電車の廃線は財政再建のためとはいえ、大きな判断ミス。当時も人口減少が予想され、公共交通の活用は課題だった。教育立市も効果が見えない。高い設備投資は市民の声を反映しているのか。

◆主な政策は?

 −選挙戦で訴える主な政策は何ですか。

 <柴橋さん> 「住む人、来る人、働く人を増やす成長都市」を掲げる。公共交通に自動運転を導入し、教育、子育てに積極投資する。岐阜城や岐阜公園を再整備し、隣接市町との広域連携を進める。

 <吉田さん> 新しい地域産業の育成と、主婦目線、市民目線の行財政改革の断行が大きな軸。市を成長路線に乗せるため、国際観光都市・岐阜で世界に打って出る。新庁舎問題は説明責任を徹底する。

 <森下さん> 福祉や暮らし最優先。学校給食費と高校生までの医療費を無料に、七十五歳以上の医療費は段階的に無料にしていく。中小企業振興条例をつくり、柳ケ瀬の復興にも全力で取り組む。

 <棚橋さん> 「岐阜から世界へ」が合言葉。岐阜市をブランド化する。岐阜グルメや木のぬくもりを楽しめるまちをつくり、自然の恵みを伸ばす産業活性化策を展開する。雇用創出や観光地化を進める。

 <小森さん> 新庁舎建設計画の白紙撤回。余った予算を子どもたちのために使う。無償の奨学金や、起業しやすい環境などにも。信用保証協会を使った若者のベンチャーに対する保証枠をつくる。

 <中西さん> 市民の主体性を大切に、教育重視の現市政を継承する。まち全体を情報化し、全市民に公開する。新しいアイデアに挑戦し、市内企業の収益改善政策に取り組む。財政規律を堅持する。

 ※発言順は、公平を期すためにくじ引きで決め、設問ごとに順番をずらしました。

 

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