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ゴッホとゴーギャン展

私の一枚(1) 平原綾香さん(歌手)

◆フィンセント・ファン・ゴッホ《収穫》 幸せな色づかいを実感

1888年6月、アルル油彩、カンヴァスファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)(C)VanGoghMuseum,Amsterdam(VincentvanGoghFoundation)

写真

 この絵は母が昔から好きで、「ひまわり」と一緒に複製画が自宅に飾られていました。小学校の写生で、手前の麦畑の点描のタッチをまねしたこともあります。懐かしい思い出が詰まった一枚です。

 今回、初めて実物を見て驚きました。こんなにあったかい色なんだと。のどかで心が安らかになる、幸せな色づかいですね。麦畑もいろんな種類の黄色が使われているから、奥行きを感じます。中央にある荷車の青が映えています。

 さまざまな色の混ざった複雑で微妙な色合いは、やっぱり本物を見ないと分からないですね。CDで聴く歌声と生で聴く歌声が全然違うように、作者の息づかいが感じられる。ゴッホならではの塗り方による立体感も印象的でした。

 ゴッホはこの平和な絵を、南仏のアルルでゴーギャンを待ちながら描いたんですね。半年後に悲劇が待っていると知らず…。二人の関係を思うと、分かり合えなかった恋人同士のようで切なくなります。(談)

 「ゴッホとゴーギャン展」は来年一月三日から三月二十日まで、名古屋・栄の愛知県美術館で開催。前売り券販売中。

 

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