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「慎重にも慎重を重ねた」 上川法相が会見

 上川陽子法相は6日、険しい表情で記者会見に臨み、7人の死刑執行を命じたことについて「命を奪われた被害者、ご遺族らの恐怖、苦しみ、悲しみは想像を絶する」と述べた。執行への具体的な検討内容については明言せず、慎重な判断だったと強調した。

 会見場は、東京・霞が関の法務省19階の一室。濃紺のスーツに身を包み、SP(警護官)を伴って現れた上川氏は冒頭、カメラのフラッシュを浴びながら、事件の概要に関して報告する紙を読み上げ「一連の犯行は組織的、計画的で過去に例を見ない。今後二度と起きてはならない」と緊張気味に語った。

 さらに、厳しい口調となり「極めて凶悪重大で社会を震撼させた」「化学兵器まで用い、無差別テロで世界に衝撃を与えた」と重ねた。

 集まった多くの報道陣からは、死刑執行に至る検討内容や人選などの質問が相次いだ。上川氏は「個々の執行の判断に関わる事柄なのでお答えは差し控える」としながらも、死刑執行命令について「鏡を磨いて、磨いて、磨ききって、慎重にも慎重を重ねた」と付け加えた。

 死刑制度について、国民世論の多数が死刑を支持しているとした上で「重大な凶悪犯罪で死刑を科すのはやむを得ないと考えている」と話した。

 上川氏は、2014年10月から約1年間法相を務めた後、17年8月に再び就任。その際の記者会見で死刑制度について「裁判所の判断を尊重し、法の定めに従って、慎重かつ厳正に対処したい」と述べていた。

 

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