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デジタルコンテンツ博覧会NAGOYA

人の動作、4分弱に5カ月 3DCG制作現場ルポ

3DCGアニメーションの細かい動作を制作する画面=名古屋市中村区のトライデントコンピュータ専門学校で

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 日本で唯一の3DCGアニメーションの国際コンペティション「国際デジタルアニメーション フェスティバル NAGOYA2016」が三日、名古屋市で開かれる。3DCGは「アナと雪の女王」など海外で主流となっている手法。作品はどのようにしてできるのか。大手企業に多くの作り手を輩出するトライデントコンピュータ専門学校(同市中村区)の制作現場をのぞいた。

 カチ、カチ−。マウスをクリックする音が響く。3DCGムービー専攻の三年生十六人がパソコン画面に向かい、同フェスティバルで最終ノミネートされた作品を磨き上げていた。

 3DCGは専用ソフトを使って背景や光の具合、カメラ位置を決め、キャラクターを「撮影」する。映画の撮影現場に大道具や照明の担当、カメラマンがいるように、作業は十六人が分担している。

 キャラクターは、骨や関節のデータを入れることで動かせる。人間と同じ位置に肘を設定すれば、だいたい人間の動きと同じように曲げ伸ばしする。だが、現実に近い動きにするには、速度や角度を微調整しなければならない。

 例えば、机の上に置いた腕に頭を突っ伏すしぐさは、頭が手首に当たった時に指が微妙に反り返る。

制作に没頭する生徒たち=名古屋市中村区のトライデントコンピュータ専門学校で

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 長坂大さん(21)は「自分で同じ動作をして動画に撮り、何度も見返して修正する」とこだわりを見せる。作業は地道で、四分弱の作品に五カ月かかったという。

 監督を務める向沢一輝さん(29)は「魔法など架空の存在が、現実のように表現できるのが魅力」と話した。

◆名古屋で3日上映

 「国際デジタルアニメーション フェスティバル」は3日午後1時半から、名古屋・栄のナディアパークで。「デジタルコンテンツ博覧会NAGOYA」(中日新聞社など主催)のメイン行事で、25カ国・地域の122作品から最終ノミネートされた15作品を上映し、グランプリを決める。QRコードを読み取ると、15作品のダイジェストを見ることができる。アニメーション監督の神山健治さんの講演もある。(問)中日新聞社会事業部=052(221)0955

(塚田真裕)

 

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