トップ > 社説・コラム > 夕歩道一覧 > 記事

ここから本文

夕歩道(夕刊コラム)

夕歩道

 冒頭解散は戦後、佐藤栄作首相の一九六六年「黒い霧解散」、中曽根康弘首相の八六年「死んだふり解散」など三回。頂戴した解散の名称は芳しくないが、いずれも与党に勝利をもたらしている。

 当世、そんな格好なら警察に通報されようが、白川静博士の『常用字解』によれば、冒頭の「冒」は「頭に深く帽子を被(かぶ)り、目だけを出している形」だそうな。そこから「覆う、かぶる」の意に。

 つまり「冒」の字は「覆い隠すもの」を示す。辞典には、さらに「覆いかぶさったものを押しのける」とも。隠すのか。押しのけるのか。これまでは政権の思う壺(つぼ)にはまった冒頭解散だが、さて。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索