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豊作と繁栄願い田峯田楽 設楽

「田打ち」と呼ばれる水田耕作の一場面を演じる田楽衆=設楽町田峯の田峰観音で

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 設楽町田峯の田峰観音高勝寺で九日、例大祭が始まり、住民たちが豊作と地域の繁栄を祈って「田峯田楽」(国指定重要無形民俗文化財)を奉納した。

 一五五九(永禄二)年、田峯城主菅沼定忠が始めたと伝えられ、神楽が中心の昼田楽、稲作を模した夜田楽、境内でかがり火をたいて舞う朝田楽の三部から成る。かつては夜を徹して演じたが、今は午前八時〜午後十時に短縮されている。

 本尊の十一面観世音菩薩(ぼさつ)像が開帳された本堂では午後四時から夜田楽が始まり、田楽衆と呼ばれる二十二人の住民が、水路の整備から田植えまでの水田耕作の模様を表現。種モミ選びや人手の確保をめぐっての軽妙なやりとりもあり、観客の笑いを誘った。

 田楽衆のうち禰宜(ねぎ)、羽織、鳥追いなど六人の役職者は世襲制。一週間前から精進料理だけをとり、水ごりで身を清めてきた。今年初めて羽織役を務めた加藤逸仁(はやと)さん(36)は「頑張って所作を覚えました。伝統の重みを感じます」と話した。

 例大祭二日目の十日は、午前十一時から住民と田峯小の児童が地歌舞伎を奉納する。

 (鈴木泰彦)

 

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