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南吉の手紙6通を寄託 東浦町が半田の記念館に

寄託調印式に展示された南吉の手紙を読む来場者=半田市岩滑西町の新美南吉記念館で

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 東浦町は十日、半田市出身の童話作家新美南吉(一九一三〜四三年)が、旧制半田中学(現半田高)時代からの友人で東浦町出身の国文学者久米常民(一九一三〜七七年)に宛てた手紙六通を新美南吉記念館(半田市岩滑西町)に寄託した。

 手紙は二〇一三年五月に久米常民の遺族が東浦町中央図書館に寄贈した資料の中から見つかった。一九二九(昭和四)年八月から三一年七月までの計六通で、南吉が初恋の相手に抱いた思いや、師範学校の入学試験に落ちて失望した気持ちなどが記されている。手紙の形を取りながら、詩的な部分も含まれている。

 手紙は東浦町が所有したまま、保存環境のいい収蔵庫を備えた南吉記念館が保管する。十日に同館図書館であった寄託調印式で、東浦町の恒川渉、半田市の鈴川慶光両教育長が協力して資料を受け継いでいくことを確認する覚書を結んだ。出席した久米常民の長男清之さん(76)は「父は私に対して南吉についてはあまり話さなかったが、この手紙は貴重な資料。後世に残して受け継いでいってほしい」と話した。

 六通の手紙のうち二通は、現在同館で開催中の企画展「南吉の中学生日記」で二月十七日まで見ることができる。 

 (垣見窓佳)

 

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