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リゾート安曇野、来秋民営化 豊田市、休暇村協会に売却

民営化が決まった「リゾート安曇野」=豊田市提供

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 豊田市が長野県安曇野市で運営する温泉宿泊施設「豊田市民山の家 リゾート安曇野」の売却先が八日、決まった。市は二〇一九年三月に営業を終える施設の一般競争入札を実施。全国で「休暇村」を運営する休暇村協会(東京)が落札した。協会はリフォーム後、九月上旬をめどに民営化で再オープンする意向だ。

 リゾート安曇野は総事業費十八億円余りを投じ、一九九〇年十一月に開業。穂高温泉郷にあり、客室二十二室や露天風呂を備える。市内在住・在勤者であれば、大人一泊二食付きでも九千円かからず利用できる。

 年間利用者は九三年度の約二万五百六十人をピークに減少し、ここ数年は一万五千人前後で推移。部屋の稼働率は70%台を維持し好調に見えるが、一グループ当たりの人数が少なくなり、定員に対する利用率は一四年以降、50%を下回っている。

 市が「レジャーの多様化もあり、役割を果たした」として、昨年三月の定例市議会で廃止の意向を示した。十一月には存続を求める市民二千百七十八人の署名も提出されたが、市は今年三月の定例市議会に廃止条例案を提案し、可決された。

 市は敷地一万二千六百十五平方メートルと鉄筋コンクリート造三階建ての施設を最低価格四千六百五十万円で売りに出した。三社から入札があり、一億五千三百万円を提示した休暇村協会が落札した。最低価格の三倍での落札に、市ものづくり産業振興課の脇迫博文課長は「競争原理が働き、良かった」と安堵(あんど)する。

 休暇村協会の担当者は「公有財産で丁寧に使われており、手入れをすればまだまだ十分に活用できる」と評価。「来年九月上旬をめどに修繕し、再開したい」と表明。施設については詳細は今後詰めるが、「豊田市民に愛された建物と聞いているので、大切に使いたい」と大掛かりな手入れはしない方針。利用料金は「他の休暇村の平均価格を大きく逸脱することはないと思う」と話した。

 (久野賢太郎)

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 <休暇村協会> 1961年発足の一般財団法人。1泊2食付きで平均1万円〜1万3000円程度の価格帯で楽しめる保養所「休暇村」シリーズを、愛知県の伊良湖や茶臼山高原など全国37カ所で運営する。2013年には埼玉県が同県飯能市で運営していた保養所を落札してリニューアル。人気を集め、今年7月には新棟を増築した実績がある。

 

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