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刈り取り前に稲穂が発芽 新城、台風影響

発芽した稲穂=新城市四谷で

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 四日の台風21号やその後の長雨の影響で、刈り取り前の稲穂が発芽してしまう被害が新城市で相次いでいる。収穫の時期を迎えた新城市四谷の「四谷の千枚田」でも被害が出ており、農家からため息が漏れる。

 「五十年近く(稲作を)やっとるけど、こんなに芽が出るのは覚えがない」。十三日も千枚田で刈り取り作業をしていた小山志お子さん(74)はそう話した。地元の「鞍掛山麓千枚田保存会」の小山舜二会長(77)によると、台風21号で傾いて重なり合った稲穂が芽を出しているという。

 JA愛知東によると、新城市内で発芽しているのは、主にミネアサヒなどのわせ品種。稲穂は刈り取り前でも温度や水の条件が良ければ芽を出してしまう。芽が出た米は等級が下がり、価格も低下する。

 新城市では、台風で傾いた稲が重なりあって穂が暖かい状態に置かれたうえ、その後も雨が続いたことで発芽しやすい状況ができたようだ。一方、比較的台風の影響が小さく、すでに刈り取りを済ませた田んぼも少なくなかった豊橋市では「影響はあまり聞いていない」(JA豊橋)という。

 自らの田んぼにも影響があった舜二会長は「千枚田のみなが丹精込めて育ててきた米がこんなふうになってしまうのはつらい」と話している。

台風21号の影響で稲が倒れた「四谷の千枚田」=新城市四谷で

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