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買って食べて北海道支援 名古屋で開催、物産展に人波

多くの人でにぎわう「大北海道展」=名古屋・栄の名古屋三越栄店で

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 「買って、食べて北海道を応援したい」−。最大震度7を観測した北海道で復旧への動きが進む中、名古屋市内で開かれている北海道物産展やアンテナショップには7日、遠い被災地を買い物で応援しようとする多くの人が足を運んだ。

 栄の名古屋三越栄店では、震災前日の五日から「秋の大北海道展」が十七日まで開かれ、海産物やスイーツなどが並ぶ。七日昼、通路が買い物客で埋まるほどにぎわった。

 ジェラートを食べていた北区の主婦小林紀子さん(47)は地震のニュースを見て、来場を決めた。札幌市には、以前勤めていた会社の同僚が住み、押し入れの扉が壊れ、物が散乱したと聞いた。「小さいことでも貢献したい」と話す。

 有名なえびラーメンの店の行列に並んでいた、瀬戸市の会社員鈴木梨央さん(27)は「小中学校の友人が北海道におり、電気水道が止まっているようなので心配。おいしいものを食べて北海道を応援したい」と語った。

在庫が残りわずかな牛乳やヨーグルト=名古屋・名駅の北海道どさんこプラザで

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 名駅の名鉄百貨店に常設の「北海道どさんこプラザ」で、稲沢市のパート越後真由美さん(48)は「北海道は遠すぎて何もできないが、東海でもいつ大地震が起きるかわからないので、困ったときはお互いさま」とレトルト食品を手に話した。

 一方で、震災で物流が停滞したため商品が北海道から届かず、品切れになる恐れも。

 えびラーメンも、めんが届かず十日から販売中止。また同じ北海道展で「イクラなどが十一日以降に欠品となる可能性が高い」と、札幌市の水産加工「大幸フーズ」森口公貴社長(61)は心配そうに話す。

 地震直後に自宅にいる妻の無事を確認したが、その後は連絡が取れない。「家族も心配なので、出荷の調整も兼ねてこれから札幌に帰る。北海道民には開拓精神があるので、すぐに立ち直れると信じている」

 千歳市の菓子・パンメーカーmorimotoの長部純営業部長(49)=美唄町=は「工場は電気が通っていない状況で今後が不安。すでに持ってきている物でアピールし、少しでも北海道を元気にしたい」と力を込める。

 どさんこプラザも、札幌の本社が停電で業務を停止し、発注ができない。神野聖史店長(36)は「牛乳は既に品薄状態で、ヨーグルトも賞味期限が近づいているものしか出せない」と困惑した表情で話す。

 名古屋三越栄店は八日から北海道展のフロアなど三カ所に募金箱を設置するという。

 (飯塚大輝)

 

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