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北海道地震被災地へ、中部地整が隊員派遣

職員に見送られ、北海道へと出発するTEC−FORCEの隊員ら(奥)=名古屋市中区で

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 北海道南西部の胆振(いぶり)地方を中心に大きな被害が出ている六日未明の地震を受け、国土交通省中部地方整備局が災害対策の職員を現地に派遣するなど、県内でも支援の動きが始まった。一方、修学旅行で北海道に滞在している県内の高校生がいたり、名古屋市の百貨店で開催中の北海道物産展に参加予定だった店舗が出店を取りやめたりするなど影響も出ている。

 中部地整が派遣したのは、土砂崩れの現場や損壊した道路の復旧作業に当たる専門職員を中心とした緊急災害対策派遣隊(TEC−FORCE)の隊員ら四十一人。夜間の救助作業などに活用する照明車五台も派遣する。

 福井県敦賀市と京都府舞鶴市からフェリーで北海道に渡り、七日夜に北海道に到着後、小型無人機ドローンなどを使って活動する予定。六日午後六時半に名古屋市中区の中部地整であった出発式で、安田幸男隊長(57)が「安全に留意し、全力で任務に当たります」とあいさつした。

◆修学旅行の高校生も

 享栄高校(名古屋市瑞穂区)は二年生の一部二百六十九人が北海道に修学旅行中。五〜六日は札幌市と富良野市に分かれて宿泊したが、学校によると、全員の安全が確認できた。帰りの飛行機の予約は八日のため、現地で安全を確認しながら旅行を続けるという。

 県教委、県私学振興室によると、他に修学旅行などで北海道に行っている学校は確認されていない。

◆百貨店催しに影響

 名古屋市中区の名古屋三越栄店で五日から開かれている「秋の大北海道展」では、店舗の入れ替えで十二日から出店するはずだったラーメン店が地震で準備が難しくなったとして、出店の取りやめを決めた。

地震で商品が入荷しにくい状況になっていることを周知する張り紙が掲示された大北海道展の会場=名古屋市中区の名古屋三越栄店で

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 その他にも、北海道の本社などからの物流が滞って海産物や農産物などの商品を補充できず、十七日の最終日を前に販売を終了する店が出る可能性があるという。

 今後の対応について、大村秀章知事は県公館で記者団に「国や全国知事会などから要請があれば、迅速に援助隊などを派遣できるようにしたい」と話した。

 (中崎裕、中尾吟、安藤孝憲)

 

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