トップ > 愛知 > 9月5日の記事一覧 > 記事

ここから本文

愛知

豊川用水の歴史を演劇で 通水50周年、22日から上演

豊川用水をテーマとする新作劇の練習に励む役者ら=豊川市御津町の御津生涯学習会館で

写真

 豊川用水の通水五十周年を記念し、その歴史を伝える演劇「迸(ほとばし)る!」が、九月下旬に上演される。東三河の作家や役者による完全オリジナル作品。市井の人々の生活に光を当て、コミカルさを交えつつ、豊川用水をめぐる悲喜を描いた力作だ。

 舞台は近くに豊川用水が流れる豊橋市二川町の老人ホーム。半島部から山間部まで、流域である東三河各地の老人たちが入居する。通水前の干ばつによる苦しみやダム建設によって一変した生活など、彼らのやりとりを通して豊川用水の歴史が浮かび上がる。

 東三河の演劇関係者や東三河の各JAなどが企画。昨年五月ごろ、地元の歴史をテーマとした作品を多く手掛ける、豊橋市のライター住田真理子さん(57)に原作を依頼した。住田さんは水源の「宇連ダム」(新城市)を見に出掛けたり、資料を集めたりして五カ月ほどかけて原作を完成させた。

 キャストには地元の劇団員ら約十人が選ばれ、豊橋市のイベント企画会社「東雲座カンパニー」がスタッフに就いた。一日の公開稽古では、流水の音響が流れる中、役者が台本片手に熱演。半島部に伝わる雨乞いの歌を披露するシーンもあり、水に泣き笑った人々の情景をありありと伝えていた。

 「水の無い生活や通水の苦労に思いをはせるとともに、現代に通ずる問題にも目を向けてほしい」と住田さん。演出家の城田文孝さん(63)は「一人一人の歴史の積み重ねから出来上がった豊川用水を表現したい」と語る。

 二十二、二十三日は豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットで上演。前売り券は指定席三千円、自由席二千五百円。問い合わせは「ほとばしる!」を上演する会事務局=0532(47)0509=へ。

 二十九、三十日は豊川市の御津文化会館ハートフルホールであり、前売り券は二千五百円(二十四歳以下千円)。問い合わせは市文化振興課=0533(84)8411=へ。

 (高橋雪花)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索