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岡崎市障がい福祉課が手話を週3で練習 聴覚障害に対応

手話を指導する三輪さん(手前)とそれに続き練習する職員たち=岡崎市役所で

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 聴覚障害者が市役所に相談や用事に来やすいようにと、岡崎市障がい福祉課の職員たちが週三回の朝、手話の練習に励んでいる。手話ができる職員が増え、耳が不自由な市民からも好評だ。

 始業前の午前八時二十五分。手話が堪能な職員、三輪美保子さん(26)が「始めます」と声を掛けると、全員立ち上がり「おはようございます」と手話であいさつをした。

 「あいうえお」などの単語や、曜日、日時などを三輪さんの指導に基づき練習していく。“手話教室”はわずか五分間だが、時々笑い声が起きるなど、和やかな雰囲気になる。

 提案したのは鈴木ますみ副課長。課には職員とは別に非常勤職員である手話通訳者が二人いるが、相談などで課に訪れた聴覚障害者に最初に接するのは職員が多い。会話をつなぐのに困ってしまう場面を見かけることが度々あった。

 三輪さんは妹が耳が不自由で幼い頃から手話を学んできた。鈴木副課長の「講師をお願い」の一言に快諾し、昨年十一月から取り組んでいる。

 「週三回やることで、手話に対するハードルが下がってきたのでは」と鈴木副課長。聴覚障害者が訪れた際、あいさつや他の課が何階であるかの案内をできる人が増えた。

 よく訪れる耳が不自由な四十代男性は「市役所に来やすくなった」と話し、六十代女性は「課の雰囲気も柔らかくなった」と打ち明ける。

 鈴木副課長は「職員が対応している姿が日常的に見られることで、手話言語の大切さの啓発にもなる。これからもコツコツ続けていければ」と話している。

 (細谷真里)

 

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