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出荷不能の巨峰でジャム 東浦のブドウ園が加工、販売

傷物の巨峰などを有効活用して作ったジャム=東浦町緒川で

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 東浦町緒川のブドウ農園「杉原ぶどう園」は今季から、傷んだりして出荷できない巨峰を加工したジャムの販売を始めた。開発した杉原百合江さん(55)は「一年を通して東浦のおいしい巨峰を味わってほしい」とPRしている。

 ジャムは巨峰の果肉をそのまま使った「巨峰ジャム」と、町内の農家が生産しているイチゴと練乳を加えた「巨峰&苺ミルクジャム」の二種類。価格はいずれも税込み五百四十円。

 園では巨峰をはじめ、黄緑色の実を付けるロザリオビアンコなど約十種類のブドウを生産している。紫以外の色を付ける珍しいブドウは、房の形が悪かったり傷がついたりしていても買い手が付く一方、最も流通量の多い巨峰は生食として出荷できないという。

 杉原さんは巨峰を有効活用しようと、五年前から名古屋市のジャム業者に相談。だが「巨峰は火をかけると香りが消えてしまうので、イチゴのようにジャムにするのは難しかった」と振り返る。試行を重ね、今年春にようやく商品が完成した。

 ブドウが生で食べられる季節は八〜九月のわずか一カ月半。加工商品であれば実を冷凍保存するなどして、シーズン以外でも製造販売ができる。杉原さんは「今後はジュースやサイダーなど、別の商品も開発していきたい」と話している。

 (問)杉原ぶどう園=0562(83)4324

 (宮崎正嗣)

 

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