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リメンバー田口線、三河田口駅さらば 廃線50年記念イベント

田口線三河田口駅跡をお別れの意味を込めたセレモニーとして砂で埋める参加者=設楽町田口で

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 豊橋鉄道田口線の廃線五十年を記念するイベントが一日、設楽町で開かれた。忘れ去られた鉄道に光を当てようと、町内の若者でつくる「田口線50の会」が企画した。

 主会場は、間もなく設楽ダムに沈む三河田口駅跡。六十人ほどの参加者は、段ボール製の駅名板にそれぞれメッセージを書き込み、今も残る駅舎の基礎部分を、お別れの意味を込めたセレモニーとして砂で埋めた。この後、一キロほど離れた第一トンネルへ徒歩で移動し、田口線のDVDを鑑賞した。

 設楽町田口に住む中山豊子さん(75)にとって、三河田口駅は一九六三(昭和三十八)年、夫の順雄(よりお)さんと長野方面へ新婚旅行に旅立った懐かしい場所だ。順雄さんは二十五年前、五十九歳で亡くなった。同町川向にあった自宅も二〇一二年、設楽ダム建設で移転を余儀なくされた。「振り返れば、あっという間でした」。豊子さんは思い出に浸りながら周辺を散策していた。

 二日は正午〜午後三時、第一トンネルでミニ電車の試乗会(有料)。廃線跡と設楽ダムのガイドツアーや、田口線弁当、ジビエ料理、記念グッズなどを販売する軽トラ市も。同町清崎の清崎貯木場に駐車し、軌道敷跡を徒歩で会場に向かう。歩行困難な人には町がシャトルバスを用意する。(問)50の会の石井峻人(たかひと)代表=090(7273)5821

 (鈴木泰彦)

 

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