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モンキーセンター、暑さ対策に苦心 公開時間減や果物入り氷

パラソルの下の日陰で扇風機の風を受けるワオキツネザル=犬山市の日本モンキーセンターで

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 しつこい猛暑で、犬山市犬山の動物園「日本モンキーセンター」が暑さ対策に苦心している。公開時間を減らしてサルを休ませたり、ゴリラにフルーツ入りの氷を与えたりして、残暑が去るのを待っている。 

 公開を制限したのは、ワオキツネザルの群れを露天のケージ内で間近に観察できる「ワオランド」。人気スポットだが、今年初めて一日当たり計三回、延べ三時間半に公開を限定した。

 制限は七月下旬に始め、先週末で終日公開に戻すはずだったが、暑さがぶり返し、やむなく延長した。計五十五匹を四グループに分け、一グループのみ外に出し、残りはエアコンと扇風機がある屋内で休ませている。

果物の入った氷をかじるゴリラのタロウ=犬山市の日本モンキーセンターで

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 ワオキツネザルは汗腺がない上、体に水がかかるのも好まない。せめてもと凍った保冷剤を近づけてみたが、気に入らない様子。外に出されると、林を抜けてくる風の通り道など涼しい場所を選んで過ごしている。

 暑いのは飼育員も同じ。扇風機でサルに風を当てたり、霧状の水をまいて来園者に涼んでもらったり、気を使いつつ夏に耐えている。飼育員の小泉有希さん(33)は「来園者の方から『スタッフさん、大丈夫ですか』と心配されることも」と話す。中久木愛(まな)さん(24)は「サルたちの熱中症だけは避けたい。飼育員もスポーツ飲料を取って倒れないようにします」と日焼け顔で笑った。

 夏限定でフクロテナガザルなどに園内各所で凍ったフルーツも与えている。四十五歳のゴリラのタロウは炎天下で昼寝して体調を崩し、飼育員を心配させたが、静養と漢方薬治療で回復。来場者向けにミニ解説がある日などはグレープフルーツやパイナップル入りの氷をもらって、ばりばりとかみ砕いていた。

 園長補佐で獣医師の木村直人さん(56)は「サルたちは暑さに強いと思われがちだが、そうではない。飼育員はみな、自分たちでサルを守らねば、と水をまくなど、できるだけのことをやっている」と話していた。

(三田村泰和)

 

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