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元米兵遺族から日章旗返還 比で戦死の豊川出身・太田さん所持

山脇市長(右)を通じて、戦死した祖父の日章旗を受け取る太田芳則さん=豊川市役所で

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 第二次大戦中にフィリピンのルソン島で戦死した旧小坂井町(現豊川市)出身の太田芳雄さんが所持していた日章旗が十日、遺族の元に返還された。孫の太田芳則さん(53)=豊川市伊奈町=は「日章旗を本人の墓に持っていってあげたい」と話した。

 芳雄さんは一九四四年に召集され、翌四五年四月二十四日に三男二女を残して三十四歳で戦死した。日章旗は、米イリノイ州のマーク・マーゾンさんが元米兵の祖父から譲り受けて保管していた。

 返還が実現したのは、日章旗を返す活動をしている米国の団体「OBONソサエティ」に相談したことがきっかけ。日本遺族会などが調査に協力し、芳雄さんの日章旗であることが分かった。

太田芳雄さん

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 日章旗には「祈 武運長久」「必勝」などの文字があり、近所の人たちと思われる名前が多数書き込まれている。芳則さんは十日、豊川市役所を訪れ、山脇実市長を通じて日章旗を受け取った。芳則さんは取材に「存命の子ども三人に見せたい。本人の妻フジノが十二年ほど前に亡くなっていることが残念だ」と語った。

 (中村禎一郎)

 

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