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剣道で日ロ草の根交流 一宮の団体が現地訪問

記念撮影に応じる愛知と現地の剣道団体メンバーら。上段右側が日比野さん=ロシア・クラスノヤルスクで=日ロ友好愛知の会提供

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 日ロ友好愛知の会(名古屋市中村区)は中央ロシアの都市クラスノヤルスク地方政府の依頼を受け、六月末から今月初旬まで、県内の剣道関係者を派遣した。現地ではまだ知名度が低い剣道の普及に向け、協力を続けることも確認。「日本におけるロシア年」(二〇一八年)の節目に、剣道を通した愛知との草の根交流が芽生えた。

 同会によると、プーチン大統領もたしなむ柔道や空手、合気道など日本発祥の武道人気が高いロシアにあって、剣道はマイナーな存在。一二〜一三年にクラスノヤルスク国立大に赴任していた県出身の日本語講師が、趣味の剣道を地域住民らに教えたのを機に、現地に剣道団体ができたという。

 そのことを知った同地方スポーツ庁長官が、六月三十日に開いた「武道フェスティバル」に愛知の剣道団体を招くことを発案。元シベリア抑留兵を父に持つ日ロ友好愛知の会理事、日比野隆夫さん(59)が率いる一宮市の「一豊(かずとよ)剣志会」が選ばれた。

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 訪ロ経験のある日比野さんのほか、十〜二十代の若手剣士七人が派遣された。空港に着くなり大勢の関係者の歓待を受け、開催中のサッカーワールドカップ(W杯)の試合を一緒にテレビ観戦して盛り上がった。現地には日本語学習者でつくる市民団体「日本との交流を進めるクラスノヤルスク地方の会」があり、総勢二十人のボランティアが行く先々で通訳してくれたという。

 武道フェスティバルの交流試合では、一日の長がある一豊剣志会に軍配が上がった。スポーツ庁長官からは「地域内で剣道を普及させたいが、用具がそろわない」と協力を要請され、メンバーが持参した防具や竹刀をその場で寄贈。剣道用品店を営む日比野さんは、中古品の提供を各メーカーに呼び掛けた。

 剣道関係者を含むクラスノヤルスクの訪問団が来県する十月に、集めた用具を渡す計画。日比野さんは「せっかく生まれた縁を生かして、剣道を通じた日本や愛知との交流を進めていきたい」と話す。

 (谷悠己)

 

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