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オール県内ロケ日韓合作も 9月、あいち国際女性映画祭

「デッドエンドの思い出」の一場面((c)ZOAFILMS)

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 女性監督に焦点を当てた「あいち国際女性映画祭2018」の開催概要が十一日、発表された。二十三回目の今年は九月五〜九日に名古屋、半田、弥富市で三十二作品を上映する。日本初公開が三作、県内初公開も十三作ある中で、注目はオール県内ロケで撮影された日韓合作映画「デッドエンドの思い出」の特別試写会だ。

 同作は、吉本ばななさんの短編小説が原作。テレビ塔や栄の繁華街、堀川といった名古屋市の名所や長久手市の古戦場公園を舞台に、日本人男性と韓国人女性の交流を描いた。アイドルグループ「BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン=ボイメン)」の田中俊介さんと「少女時代」のチェ・スヨンさんが主役を務めた。

 プロデューサーは映画祭ディレクターで名古屋・名駅の映画館「シネマスコーレ」支配人の木全純治さん(69)。十一日、ウィルあいち(名古屋市東区)で記者会見し「一見して名古屋だと分かる場所で撮られた映画は、実は少ない。しっかり名古屋を舞台にした映画を作りたいとずっと思っていた」と話した。試写会は来年二月の一般公開に先駆け、九月八日午後六時からウィルあいちで行われ、チェ・ヒョンヨン監督によるトークショーもある。

 三十二作品のうち十三作品はフィルム・コンペティションの対象。長編部門と短編部門でグランプリを決める。このほか、戦時中に名古屋市などにあったイタリア人抑留施設に収容された文化人類学者フォスコ・マライーニの足取りを孫娘のムージャ・マライーニ・メレヒ監督が追ったドキュメンタリー映画「梅の木の俳句」なども上映される。

 特別企画では、山田洋次監督の「妻よ薔薇(バラ)のように 家族はつらいよ3(ローマ数字の3)」に主演した橋爪功さん(九月八日)、黒沢明監督の「天国と地獄」に出演した仲代達矢さん(同九日)がいずれもウィルあいちで作品上映後にトークショーをする。映画祭顧問で、黒沢作品の製作助手として活躍した野上照代さん(91)が聞き手を務める。性的少数者(LGBT)がテーマのカンボジア映画の上映後にタレントはるな愛さんが国内のLGBTの現状を話すイベントも九月七日に同会場である。

 難民が主題の「マイ・カントリー マイ・ホーム」(日本・ミャンマー合作)の上映後に、県内在住のネパール難民と難民支援団体メンバーが語らうシンポジウム(同八日、ウィルあいち)も初めて企画した。

 作品別チケットは今月二十五日から販売する。前売り千円、当日千二百円。(問)映画祭事務局=052(962)2520

 (谷悠己)

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