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旧市役所を自転車で疾走 「シンシロクロス」

税務課の窓口カウンター前からスタートする選手=新城市役所の旧庁舎で

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 五月で閉庁した新城市役所の旧庁舎内を走る自転車レース「シンシロクロス」が十日に開かれた。市内の有志らによる一般社団法人「ダモンデ」が企画。二〇一六年には前身団体が旧鳳来寺高校で開催しており、二回目となる旧公共施設のレースには東海地方を中心に百十人が出場した。

 コースとなったのは、一九五六年建設の旧庁舎の一階から屋外駐車場に抜ける約二百メートル。マウンテンバイクなどに乗る選手たちは、税務課の窓口カウンター前からスタートし、職員の執務スペースに入ると机やロッカーなどで区切られた蛇行ルートを疾走。「住民異動」「戸籍届出」などと記されたつり下げ型の案内看板が残る中、収入役室を経て正面玄関、さらに駐車場のゴールへと向かった。

 三重県桑名市のプロライダー瀬古遥加さん(21)は「こんな場所でレースをしたのは初めて。不思議な感覚でした」。春日井市大留町の会社員神戸逸史さん(48)は「市役所の中といえば、普段なら自転車で走ると怒られる場所。ちょっと背徳感があって面白かったです」と振り返った。

 ダモンデの有城辰徳代表(41)=新城市平井=は「スクールクロスの評判が良かったので、また企画したかった。使わなくなった庁舎ですけど、大切にされてきた場所なので、勢いよく壁や窓に衝突しないようコース設定に気を配りました。『まさか、ここで』を形にできたのは、場所を提供してくれた市のおかげ。感謝しています」と話した。

 旧庁舎は今夏に解体が始まり、来春には駐車場になる。

 (榊原崇仁)

 

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