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稲沢駅前にアリーナ 豊田合成が市有地購入へ

豊田合成がアリーナを建設する計画の市有地=稲沢市下津北山1で

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 稲沢市のJR稲沢駅前の市有地に、豊田合成(清須市)が福利厚生施設としてアリーナを建設することが分かった。バレーボール国内最高峰のVプレミアリーグ男子に所属する「トレフェルサ」をはじめ、同社のスポーツチームの練習拠点や公式戦会場とするほか、地元住民らへの開放も検討する。来年の年明けにも着工し、二〇二〇年五月ごろの開業を予定する。

 豊田合成は駅前の市有地の一部一万五千平方メートルを二十億二千五百万円で購入する。市は十一日に開会する市議会六月定例会に、市有地の売却に関連する議案を上程する。

 豊田合成によると、アリーナ整備は来年六月に迎える同社の創立七十周年記念事業の一環。鉄骨二階建てで、延べ約七千平方メートル。観客席三千席ほどで、同社のバレーボールやハンドボールチームなどが利用する。レストランの併設や市民らへの貸し出し、災害時の一時避難所としての開放も検討する。

 市有地は駅東のロータリーの北側で、約二万一千平方メートル。〇三年度に公共施設の建設を計画して市が購入したが、景気の冷え込みなどを理由に断念。〇八年度から、暫定的に多目的広場や無料駐輪場として整備し、市民に開放してきた。

 市はリニア中央新幹線の開通などを見据えて土地を有効活用しようと、昨年度に有識者らによる検討会を開催。二月から事業者を募り、豊田合成一社から応募があった。四月上旬に同社が提案する企画を有識者らが審査し、決定した。

 残る市有地は多目的広場や駐輪場として活用する。加藤錠司郎市長は「企業チームには一定のファンがいる。駅から直接アクセスできる立地で、交流人口の増加やにぎわい創出が期待できる」と話した。

 豊田合成の広報担当者は「ホームゲームの開催などで従業員の一体感の向上につなげるとともに、スポーツ振興などで地域社会に貢献できれば」と話している。

 (秦野ひなた)

 

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