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鹿鳴館の家具など紹介 徳川美術館で明治150年展

昭憲皇太后が着用したドレスを鑑賞する招待客=名古屋市東区の徳川美術館で

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 明治元(一八六八)年から今年で百五十年になるのを記念した春季特別展「華ひらく皇室文化」が十七日、名古屋市東区の徳川美術館で始まる。文明開化後に定着したドレスなどの欧米文化と、日本の伝統が融合した成果を間近で見ることができる。五月二十七日まで。

 徳川美術館や中日新聞社などが主催。尾張徳川家が幕末、新政府軍に協力して明治維新の実現に貢献し、皇室との縁も深いことから、今回の企画が決まった。

 上流階級の社交場だった鹿鳴館で使われた長椅子や洋食器、当時の皇族らが身に着けた「大礼服」や「中礼服」といった豪華なドレスなど約百七十点を紹介している。明治天皇に献上された蒔絵(まきえ)の硯箱(すずりばこ)や太刀も飾られており、江戸時代の伝統工芸がどのように明治時代に受け継がれ、根付いていったかをたどることができる。

 日露戦争を指揮した乃木希典将軍に関する展示もあり、明治天皇の崩御で殉死した乃木将軍の遺書の紹介もある。乃木将軍の死は、同時代を生きた小説家夏目漱石にも強い衝撃を与えたとされ、明治の空気を伝える貴重な史料となっている。

 公開前日の十六日、関係者向けの内覧会があった。徳川美術館の薄田大輔学芸員は、明治時代には欧米列強に追い付くため、文化の育成に力を注いだと強調。その上で「江戸時代の美術や工芸を受け継ぎ、新たな文化として昇華させたのは皇室の力が大きい」と解説した。観覧料は一般千四百円、高校・大学生七百円、小中学生五百円。

 (池内琢)

 

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