トップ > 愛知 > 4月16日の記事一覧 > 記事

ここから本文

愛知

「子が夢抱ける津島に」 市長再選の日比さん喜び

万歳をして、再選を喜ぶ日比さん=津島市今市場町で

写真

 十五日投開票された津島市長選で、再選を果たした日比一昭さん(65)は「子どもたちが夢を抱ける、そんな津島にしていきたい」と抱負を述べた。

 午後十時ごろ、同市今市場町の特設会場に当選の報が入ると、詰め掛けた支援者から拍手や歓声が起きた。支援者らと握手を交わした日比さんは壇上で「子ども、子育て応援都市津島。防災減災に強い津島。いつまでも健康で暮らす都市津島。さまざまな形で、これからかじを取っていきたい」と力強い声で語った。

 低投票率で終わったことや、経営難が続く市民病院の再建策には触れなかった。会場には選挙戦を支えた国会議員や近隣の首長、県議らが集まった。

 敗れた無所属新人の杉山良介さん(78)=共産推薦=は「結果は残念だが、子育て世代を中心に支持の広がりを感じた」と話した。

◆財政再建見通し、明確に

 <解説> 財政難が続く津島市のかじ取りを有権者は再び、日比さんに託した。強い保守地盤に支えられ、終始選挙戦を優位に進めた。公約の柱で掲げた中学生までの医療費無料化の財源や、財政再建の見通しは明確に示されていない。二期目はまず、その説明責任を果たす必要がある。

 医療費無料化は年七千五百万円かかる見通し。市は市民病院の経営難が発端の財政難にあえぎ、貯金にあたる財政調整基金は「二十億円は必要」(市幹部)とされる中、三億五千万円まで減った(本年度末現在、前年度の繰り越しを除く)。

 医療費無料化は日比さん、杉山さん双方が掲げたが、杉山さんは財源として市長給与の七割カットを打ち出した。日比さんは「事業をやりくりする」と語るにとどまり、曖昧さがぬぐえない。

 病院は人件費の削減など経営改善に乗り出しているものの、本年度、電子カルテの更新に八億円必要で、健全化には遠い。

 かといって、財政難を理由に看板公約を“先延ばし”にすれば、有権者を欺くことになる。 

 (清水裕介)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索