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大接戦制し「全霊尽くす」 北名古屋市長、長瀬さん4選

4選を決め、花束を受け取り笑顔を見せる長瀬さん(左)=北名古屋市能田で

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 十五日投開票された北名古屋市長選は、現職の長瀬保さん(77)=自民、立民、公明推薦=が、世代交代を訴えた新人の保険代理業、太田考則さん(50)との激戦を四百二十三票差で制し、四選を果たした。

 午後十時半ごろに当選の一報が入ると、同市能田の能田公民館では、支援者から安堵(あんど)の声と拍手が起こった。長瀬さんは「年齢面で厳しかったが、まだまだ元気。子育て、高齢者の幸せ、都市計画整備など課題が山積み。皆さんの幸せのため、全霊を尽くす」とあいさつした。

 名古屋市との合併には「時間が必要。名古屋市民にも理解してもらえる市に発展させないと。交流して機運を高めたい」と話した。

 敗れた太田さんは北名古屋市九之坪の事務所で「勝ちたかったが、まだまだ私には力がなかった。本当に申し訳ない」と語った。

◆政策継続、丁寧に説明を

 <解説> 二〇〇六年に師勝町と西春町の合併で北名古屋市が誕生して以来続く長瀬市政の継続が、大接戦の末に決まった。名古屋市との合併検討や企業誘致など、従来の政策を進めることになる。

 旧師勝町長の長瀬さんは、かつてない危機感で臨んだ。対抗馬の太田さんは旧西春町長で、両町長経験者による初の一騎打ち。七十七歳の年齢や多選批判を含め、陣営は支持離れを警戒した。

 三党の推薦を受け、組織戦を展開。国会議員や大村秀章知事らも駆け付けた。ただ市民の関心が高まったとは言えない。

 名古屋市との合併に、太田さんは「なぜ今、必要なのか」と市の説明不足を批判したが、長瀬さんは「早々に動く話ではなく名古屋市の状況で変わってくる」(陣営)と触れることは少なかった。

 市民に現実感はわかず、最大の争点と言えば、世代交代を巡る「年齢」だった。

 長瀬さんは、豊富な行政経験だけに頼らず、市民の声に耳を傾け、一つ一つの政策を丁寧に説明していく必要がある。

 (鈴木あや)

 

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