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三河湾沖の魚はDHAなど豊富 蒲郡市が成分分析

蒲郡市で水揚げされる魚介類=蒲郡市役所で

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 プランクトンや微生物が育ちやすい三河湾の沖で取れる魚は体にいい? 蒲郡市は四日、地元漁港で水揚げされる魚の成分を分析した結果を発表し、そんな説を打ち出した。

 成分分析は三重大の柴田敏行准教授(食品化学)の協力で昨年度に実施。渥美半島沖で漁獲されたメヒカリ、アカムツなど深海魚を中心に八魚種を調べたところ、魚の脂に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)が文献上の一般的な数値より多く含まれていた。DHAは脳を活発にし、EPAは血栓防止などの効果がある。

 両成分はラビリンチュラという微生物や植物プランクトンが生成し、食物連鎖によって取り込まれると考えられている。三河湾は渥美半島や知多半島に囲まれた海域に多くの河川が流れ込むため栄養が豊富で、こうした微生物などが育ちやすい環境にあるという。

 伊勢湾や三河湾の潮流を調べている名古屋港湾空港技術調査事務所によると、湾内と外海の水の出入りに関する調査データはないものの、「比重の軽い表面の水が湾外へ出て行く流れはある。三河湾のプランクトンなどが沖へ届く可能性はある」と話す。

 稲葉正吉市長は「これまで蒲郡の魚の良さを説明しにくかったが科学的に数値で表現できた」。市は今後、これらの魚を「蒲郡撰魚(せんぎょ)」と名付けてPRを図っていく。

 (木下大資)

 

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