トップ > 愛知 > 2月14日の記事一覧 > 記事

ここから本文

愛知

名古屋城テーマ、自由研究最高賞に 一宮の小4鵜飼君

鵜飼君が作成した自由研究の一部。写真やグラフも使い、分かりやすくまとめた=一宮市萩原町で

写真

 全国の小中学生が城について研究発表する「城の自由研究コンテスト」で、名古屋城をテーマにした一宮市萩原小四年の鵜飼航(こう)君(10)の作品が、最高位の文部科学大臣賞に輝いた。ボランティアガイドや来場者らへの取材を重ね、名古屋城の魅力を明らかにした労作で「調べ学習だけでなく、現場で直接人の話を聞いたかいがあった」と喜んだ。

 コンテストは、城文化を後世に受け継ごうと、歴史学者や学芸員、編集者らでつくる日本城郭協会などが毎年主催し、十六回目。今回は全国の個人や団体から三百九十二点の応募があった。鵜飼君の作品は「『尾張名古屋は城でもつ』は本当か!? これであなたも名古屋城博士」。一昨年、名古屋市が実施したインターネットのアンケートで名古屋が国内の主要八都市で「行きたくない街ナンバーワン」になったニュースに驚き、「名古屋城のすごさを伝えたい」とテーマに据えた。

 豪華な金のしゃちほこや、城の屋根にある飾りの破風が国内屈指の多さで優美なこと、戦う城としても最高の備えをしていたことなど、城の歴史や構造を紹介。木造天守の復元についても、新聞記事を活用して細かく解説している。

 作成にあたっては名古屋城で来場者三十七人に話し掛けてアンケートしたり、ボランティアガイドにインタビューしたり。曽祖父の宮地敏郎さん(95)が戦時中に名古屋市で軍事訓練に参加した際に、B29の爆撃で名古屋城が焼け落ちるのを目撃したというエピソードも盛り込み、写真やグラフで模造紙五枚に分かりやすく示した。

 アンケートで人気のあった石垣の採石場があったとされる小牧市や蒲郡市の史跡も訪問し、A4ファイル十ページほどにまとめた。

名古屋城の模型を手に笑顔の鵜飼君。後ろにあるのは文部科学大臣賞の表彰状=一宮市萩原町で

写真

 小学校一年の時に家族で訪れた二条城(京都市)の天井の装飾の美しさを見て、城のとりこに。以来、全国の約五十の城や城跡を巡り、その特徴や歴史を写真とともにまとめた「城日記」をつづっている。

 「日本城郭検定」の三級と四級も保有。歴史学者で、静岡大名誉教授の小和田哲男さん(74)のファンで、その著作を読み解くために漢字検定の勉強にも励んでいる。

 名古屋城は大好きな城の一つで、姫路城や震災を乗り越えた熊本城もお気に入り。最近は仏師の運慶にも興味があるといい「将来は歴史学者になり、仏像や城を研究したい」と夢を膨らませている。

 (高本容平)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索