トップ > 愛知 > 11月23日の記事一覧 > 記事

ここから本文

愛知

リニモ好調、利用者アップ イオン、イケアが追い風

写真

 名古屋市と豊田市を結ぶ東部丘陵線(リニモ)が好調だ。沿線の大型商業開発や人口増で利用者が増加。沿線の愛・地球博記念公園(長久手市)は2020年代初頭に「ジブリパーク」に生まれ変わる構想があり、好調はしばらく続きそうだ。

 運営する「愛知高速交通」(長久手市)の事業報告によると、一六年度のリニモ利用者は前年度比7・8%増の八百十七万八千人。旅客運輸収入も9・1%増え、十四億二千万円となった。

 愛・地球博が開催された開業初年(〇五年)度の二千百三十万五千人には遠く及ばないが、利用者数が大幅に落ち込んだ〇六年度以降、じわじわと右肩上がりを続けている。

 背景にあるのが、名古屋市のベッドタウンとして定着し、人口増が続く長久手市に相次ぐ大型店の進出だ。

 多機能複合型ショッピングモール「イオンモール長久手」は一六年十二月に、長久手古戦場駅(長久手市)に直結する形でオープン。公園西駅(同)近くにも今年十月、スウェーデン発祥の家具量販店「イケア長久手」が開店した。

 県交通対策課は、一七年度以降も利用者数は伸びると見込む。県とスタジオジブリ(東京)が進める「ジブリパーク」構想は国内外から期待が大きく、さらなる追い風となる。

 リニモで通学している県立大(長久手市)の三年、佐野香澄さん(21)は「朝は以前から混んでいたけれど、最近は昼間の乗客も多い。昼でも座れないことが増えた」と話す。

写真

 愛知高速交通は県や長久手、名古屋市、名古屋鉄道、トヨタ自動車などが出資し、〇〇年に設立。磁気浮上式リニアモーターカーを使用し、地下鉄東山線藤が丘駅(名古屋市名東区)と愛知環状鉄道八草駅(豊田市)間の八・九キロを結ぶ。

 建設時の借金が負担となり、一時は債務超過の危機にあったが、〇八〜一六年度に県や長久手、名古屋、豊田市などが総額二百八十億円を支援。一六年度に設立以来初めて黒字を記録した。

 (中村禎一郎)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索