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刈谷城復元に反対署名 市民の会、1311人分を市へ提出

見直しを求める署名を提出する酒井代表(左から2人目)ら=刈谷市役所で

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 刈谷市が亀城公園に以前あった刈谷城の復元を進める計画に対し、市民が「刈谷城一部復元を延期し、見直す会」を結成し、これまでに集めた署名千三百十一人分を二十日、市に提出した。

 刈谷城は徳川家康の母方の祖父に当たる水野忠政が築城。天守は当初からなく、石垣なども明治期に解体され遺構はほとんど残っていない。市は「子どもたちに市への愛着や誇りを育む」として事業費約三十億円をかけ「辰巳櫓(たつみやぐら)」「多門櫓」と石垣を復元する計画を進めている。

 事業費などが昨年、明らかになると、刈谷市の話題に関する交流サイトで「本当に必要なのか」と議論が沸騰。四十〜六十代の十人ほどが中心となり、昨年末から刈谷駅前などの街頭や、知人らに声をかけて署名を集めてきた。

刈谷市が復元を目指す刈谷城のイメージ図。整備を計画しているのは線で囲った部分=市提供

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 見直す会の酒井雄二代表(62)らは「城下町の街並みが残っていないのに、城を造っても人は集まらない」と主張。「この先も安定した市の税収が続くのか不透明な中、ハコモノを造れば維持費がかかる。市民の声を聞いてほしい」とし、名古屋城天守閣の木造復元計画を進める名古屋市のように、タウンミーティング(住民説明会)の開催を要望する。

 この日は酒井代表ら八人が事業を担当する市公園緑地課を訪れ、清水雅之課長に署名を手渡した。清水課長は「未来の刈谷に必要な事業。意見を真摯(しんし)に受け止め、理解を得られるよう努めたい」と話した。

 (土屋晴康)

 

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