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渥美線機銃掃射事件の犠牲者悼む 田原で慰霊祭

慰霊碑の前で手を合わせる参列者=田原市豊島町で

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 終戦間際、田原市で列車が米軍機の機銃掃射を受け、乗員乗客三十一人が死傷した「渥美線機銃掃射事件」の慰霊祭が十二日、現場近くで営まれた。東三河の郷土史家らでつくる豊川流域研究会が主催し、十六人が参列した。

 一九四五年八月十四日午後、田原市豊島町天白付近で、豊橋方面に向かっていた名古屋鉄道(現・豊橋鉄道)渥美線の列車が、米軍の戦闘機(P51)三機から機銃掃射を受けた。当時は新聞報道されず、伝わっている情報が少ないが、乗員乗客十五人が死亡、十六人が負傷したとされる。

 慰霊祭の参列者は、慰霊碑前で白い菊の花を供え、手を合わせた。

 当時、渥美病院の看護師だった河合アヤエさん(91)=田原市野田町=は「搬送されてきた人たちのうなり声が耳に残っている」と振り返った。警察署で米軍機の監視を担っていた彦坂昭市さん(86)=同市田原町=は「戦争をやっても一つもいいことはない。国や財産より人間の命の方が大切」と話した。

 研究会は、二〇一四年から目撃者や電車に乗り合わせた客ら五十人以上から聞き取り、証言集を二冊発刊した。

 (中川翔太)

 

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