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被災犬9匹、新たな家族に託せた 長久手のNPO法人、熊本から

「しっぽ・いっぽの会」の大羽さん(右)とレスキュー担当の大橋さん=豊田市の県動物保護管理センターで

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 熊本地震発生から一年。被災地では多くの犬が保健所に保護された。長久手市のNPO法人「しっぽ・いっぽの会」は計九匹の被災犬を受け入れ、今年の三月下旬までにすべて新たな家族に託すことができた。

 「保健所がパンク状態です」−。しっぽ・いっぽの会代表の大羽佳子(けいこ)さん(56)=東浦町=らに連絡が入ったのは、熊本地震の発生から間もなくのこと。熊本市内の保健所で多くの犬が保護され、滋賀県のドッグトレーナーを介して、保護犬の預かりを求められた。

 会は二十年ほど前から有志で活動し、二〇〇五年にNPO法人化。会員は現在、県内に約二十人いる。普段は保護犬を受け入れる家庭を、県動物保護管理センター(豊田市)と協力して探している。保育園や幼稚園での犬との触れ合いや啓発活動、老人施設訪問に取り組んでいる。

 震災後、三回にわたって子犬、成犬計九匹を預かった。現地では地震の混乱で、飼われていた多くの犬が行き場を失い、保護されたとみられる。全国各地のボランティア団体なども同様に受け入れたという。

 しっぽ・いっぽの会では、レスキュー担当の大橋小夜子(さよこ)さん(68)=春日井市=ら会員宅で一時的に犬を預かり、人に慣れるよう、簡単なしつけをした。その間にホームページ上で受け入れ先を募集。受け入れを希望した家庭に出向いて生活環境を調査し、納得した上で託した。こうして、九匹は県内外の家に引き取られた。

 活動を振り返って大羽さんは「かみつかない、ほえない、ケージ(かご)の中に入ることができるなど、日頃からきちんと、愛犬をしつけることが大切だ」と強調する。

 その上で「被災してもしつけをちゃんとしている犬は避難所に連れて行くことができる。手放さざるを得なくなっても、引き取り先が見つかる可能性が高い」と話した。

 (村松秀規)

 

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