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愛情大盛り、思い熱々 「豊橋カレーうどん」題材の漫画雑誌

漫画家の河井さん(後列左)と、作品が掲載された上田さん(前列左から2人目)、末松君(前列右から2人目)ら=豊橋市広小路1の玉川うどん本店前で

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 豊橋市のご当地グルメ「豊橋カレーうどん」を題材にした作品を満載した漫画雑誌が、三月末に完成した。市民からも作品を募って作製した千部を市内のうどん店などに無料で配り、人気拡大に役立ててもらう。

 豊橋市のトマト農家渡辺靖典さん(44)が、二〇一六年の市制百十周年記念市民提案イベントに合わせて雑誌作りを発案。昨年九月までに届いた市民の作品から、同市出身の漫画家河井克夫さん(47)らと掲載作を選び、プロの漫画作品や、一〇年に提供が始まった豊橋カレーうどんの開発秘話とともに収録した。

 トップを飾るのは、三重県から豊橋市に移住した主婦上田芳乃さん(27)の実話。市内在住のサーファーの彼氏と結婚を考えていたが、知らない土地で暮らすことに不安を感じていた。そんな時、初めて豊橋カレーうどんを食べて「こんなにおいしいものがあれば大丈夫」と移住を決意したという筋立てだ。

 「カレーうどんの最終形態」という題の四コマ漫画で後半二コマを描く企画も。うどんに食べられてしまう「うどん地獄」の漫画を描いた田原市東部小学校二年の末松大和君(7つ)は「将来は漫画家になりたくて、毎日描いている。掲載されてうれしい」と話した。

 とろろご飯の上に自家製麺を使ったカレーうどんをかけ、豊橋名産のウズラのゆで卵を入れた豊橋カレーうどん。大学進学で地元を離れた河井さんはその存在を知らなかった。

 「地元の友人に聞いたら不思議な食べ物で、とろろ、うどん、カレーなど『全部ぶちこんでみました』という雑多な感じがした。その感覚を表現したかった」。短編八作品に四コマ漫画十本、うどん店の地図も詰め込み、「雑誌」の形態にこだわったのは、そんなイメージからだという。

 豊橋カレーうどんの知名度はまだまだだが、讃岐(香川県)と稲庭(秋田県)が「日本二大うどん」と称される中、諸説ある三番目の「あやふやな」ポジションを狙う。発案者の渡辺さんは「漫画を通してカレーうどんへの熱い思いを感じてもらえれば」と話す。

 (相沢紀衣)

 

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