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豊橋の中学、部活動の朝練を禁止

 豊橋市教委は二〇一七年度から、市立中学校で部活動の朝練を禁止する方針を決め、全二十二校に通知した。未成熟な子どもの健康を守るための措置。教師の長時間労働、多忙化の歯止めにもなると期待している。

 思春期に過度な運動をすると、成長に必要なエネルギーが不足し、けがをしやすくなる。特に女子は後に無月経や疲労骨折に悩むリスクが高く、全国的に問題視されている。山西正泰教育長は「中学校で強度の高い運動をさせられ、高校でつぶれた有望な選手を多く見てきた。子どもの健康を守るのを第一にしたい」と話す。

 市教委は二〇〇一年に作成、一二年度に改定した「部活動指導の手引き」で部活動の時間や健康管理態勢を定めている。週の平日一日は休養日とする規定もあるが、市教委の昨年五月の調査によると、少なくとも五校が休養日も朝練を実施していた。

 一七年度に向けた改定では、中学校の活動について「始業前は活動しない」という文言を追加し、朝練を禁止する。夏でも午後六時に活動を終えることや、長期休業中も週二日の休養日を設けるなど、活動時間を制限する項目を追加したり、記述を変更したりした。部活時間の短縮で、顧問教師らは授業準備などに充てる時間を一日当たり一時間多く確保できるという。

 市教委は二月二十四日の校長会で通知した。通知は市教委が出す強い指示で、各校には従う義務がある。県教委によると、県内では北名古屋市と小牧市が朝練をしていないが、両市教委によると、禁止する規定はなく、二十年以上、慣例的に行われていない。小牧市教委の担当者は「校長会の申し合わせ事項として、かつて取りやめになったと聞いたことはある」と話す。

 (小原健太)

 

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